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栄養士の食育日記

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『千切り大根』

大根を細く切って干したものを皆様ななんと呼びますか?
「切り干し大根」「千切り大根」などの呼び方がありますね。主に関東方面では切り干し大根、関西方面では千切り大根と呼んでいるようですよ

さて、2月17日は「千切り大根の日」ということをご存知ですか。由来は、千切りの「千」の字を「二」と「1」に分け、「切」の字から「七」を取り出して組み合わせたとのことですが、ちょっとムチャブリかも??広島県の乾燥野菜食品メーカーが千切り大根の良さを広く知ってもらうために制定したそうです。
2月は千切り大根の生産が最も盛んな時期で、最近は宮崎県が千切り大根の生産量の9割を占めているそうです。江戸時代までは愛知県が主流でしたが、青首大根とも呼ばれる原料の宮重大根が明治30年ごろ、愛知県から宮崎県に移植され、それと同時に千切りの技術も伝えられた結果、昭和に入ると宮崎県が全国生産量のほとんどを占めるようになったそうです。
美味しい千切り大根ができるためには、乾いた寒風と適度な日照時間の2つが必要です。宮崎県は、霧島おろしと呼ばれる乾燥した冷たい季節風と十分な日差しが条件にピッタリ!切り干し大根の生産量が日本一になったのもうなづけますネ。宮崎県では洗った大根を千切りにして、1日~3日程冷たい風の中で天日干しにする干し棚は、冬の風物詩となっています。
 千切り大根の素晴らしいことは大根を干すことにより水分が抜け甘味やうま味、栄養素が凝縮されることや、栄養素の中でもカリウム、カルシウム、鉄などのミネラルや不溶性食物繊維が豊富に含まれることです。また、日光に当てることで、うま味成分のグルタミン酸やストレス緩和効果のあるGABAの含有量も増えます。
 千切り大根と聞くと煮物というイメージがありますが、火を通さなくても食べられるので、水で戻してサラダや和え物にするとシャキシャキした食感を楽しめ、時短レシピにもなりますよ。また、千切り大根の戻し汁には水溶性のビタミンやミネラル、うま味成分が含まれているので上手に利用すると良いですね。他にもみそ汁の具材にすることで、だしを加えなくても美味しい味噌汁ができ、減塩にも繋がります。このように余すところなく美味しくいただける千切り大根は寒い季節だからできる素晴らしい食材です。保存が効き、安価で手に入れやすい千切り大根。調理が簡単ですからもう1品欲しい時などに食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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