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日本各地に大きな爪痕を残した線状降水帯・・この言葉は2014年8月の広島県での大雨以降、頻繁に使われるようになりました。また、2021年6月から気象庁で線状降水帯の発生を知らせる情報を発表し始めました。今年は何度もこの言葉を聞きましたね。雨が降らないと困りますが降り過ぎるのも困りものですね。
さて、7月から旬を迎える野菜に「モロッコインゲン」があります。モロッコインゲンはヒラサヤインゲン(平莢隠元)の一種です。少し大きめの平さやインゲンで、名前からモロッコが原産地なのかと思っていたら、原産は中南米だそうです。地中海沿岸で作られていた品種が1976年に日本に導入されたものでアフリカのモロッコとは関係ないようです。モロッコインゲンと名付けた理由はその頃、モロッコを舞台にした映画「カサブランカ」が流行っていたことからだそうですよ。
モロッコインゲンの色は明るい緑色で、豆の部分はプクっとふくらみ、サヤは柔らかくスジがないのが特徴です。サヤが幅広く長いのですが、そのまま切らずに2分ほど茹でるとどのような料理にも使える便利な野菜です。
モロッコインゲンの栄養価を調べましたが、日本食品成分表2020には記載されていませんでした。サヤインゲンと同じ考えてサヤインゲンの数値を見ると、丈夫な骨を作るのに必要なビタミンKや食物繊維、アスパラギン酸が多く含まれていることがわかります。
骨を強くする栄養素と言えばカルシウムを思い浮かべますが、ビタミンKはカルシウムを骨に沈着しやすくする働きがあるので骨を丈夫にする栄養素と言われています。ビタミンKは大腸内の腸内細菌でも作られ、骨の形成を助ける他に出血した際に血液を固める働きもします。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がありますが、サヤインゲンに多く含まれるのは不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は、便のかさを増して便秘改善にとても効果的!排便習慣をつけたい子どもには摂っていただきたい栄養素です。
もうすぐ始まる夏休みの昼食メニューは、さっぱりしたもので済ませたいと「そうめん」や「冷麺」などが多くなりそうですね。そのような時はモロッコインゲンを利用することで不足しがちな栄養素をプラスすることができますよ。
モロッコインゲンには疲労回復やスタミナ増強の効果が期待できるアスパラギン酸も豊富に含まれていますから夏バテで疲れた体の回復を助けてくれると思います。
豪雨が過ぎると猛暑がやってきそうです。栄養価の高い野菜を利用しながら上手に暑い夏を乗り切りましょう
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