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栄養士の食育日記
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夏に旬を迎える野菜で、癖がなく美味しいズッキーニ。
ズッキーニはキュウリやカボチャと同じウリ科です。形はキュウリに似ていますが、カボチャ属に所属しているペポカボチャの一種です。大きくなると1ｍ以上になるものもありますが、美味しいのは20㎝程度のものですね。緑色と黄色の品種があります。扱いやすい野菜でどんな料理にでもぴったり
煮込んでカレーやスープの具材としても美味しいし、油との相性が良いので揚げ物にもぴったりです。ただ、夏の暑い時に火を使う料理はなるべく減らしたいですね。そのような時はズッキーニ、トマト、ツナ缶で作るマリネはいかがでしょうか？
ズッキーニは乱切り、トマトも同じ大きさに切って耐熱ボウルに入れ、電子レンジで加熱します。加熱時間は機種によっても違いますが2分程度。ズッキーニは加熱すると柔らかくなりますので、少しクタっとしたらOK、ツナを加えたら出来上がりです。味付けはお好きなドレッシングにレモン汁とオリーブオイルでいただきましょう。簡単で栄養価の高い１品ができますね
ズッキーニの栄養価ですが、エネルギー量は低く（100ｇで16ｋcal）糖質もさほど多くはありません。カボチャの仲間なのでビタミンＡ（β‐カロテン）やカリウム、ビタミンＫ、ビタミンＣが多く含まれています。また、疲労回復効果の高いビタミンＢ群をたくさん含んでいますから夏バテ予防に良い野菜です。
水分が減ってくると味が落ちますから乾燥しないようにペーパーにくるんでポリ袋に入れて野菜室で保存すると1週間程度は保存がＯＫです。冷凍する場合は丸ごとラップに包んで冷凍すると3週間、切って冷凍しても2週間はOKです。
先ほど紹介したズッキーニとトマトのマリネは乱切りにするので見た目がキュウリそっくりになります。子どもたちはキュウリかと思って食べて「？？・・これは？」と興味を持ってくれることでしょう。
新しい野菜との出会いは楽しい記憶を作ることが大切だと思います。キュウリだと思って食べたら、いつもの味ではなかった！となると、子どもたちの記憶にはズッキーニが美味しくて面白い野菜として残ることでしょう。
ズッキーニだけではなく、新しい食べ物にチャレンジする時には驚きがあると素敵だと思います。これも一つの食育になると思います。
今年の夏は『ズッキーニ大好きっ子』が育ちますように！
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