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栄養士の食育日記

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『コロナ禍を振り返って…食生活の変化』

 3月13日からマスク着用は自由になり、学校給食は黙食ではなくなりました。
そこで、この3年のコロナ禍を振り返って食生活は変化したのか子どもたちへの影響を考えてみたいと思います。

 3年前の2020年緊急事態宣言が出され、学校は休校となり生活は一変しました。その状況を把握するためにたくさんの研究がなされ発表されていたので共有します。
東京大学の杉本 南特任助教らの「コロナ禍による臨時休校中の小中学生の睡眠と食事の時刻パターンの分析」によると、起床と朝食の時刻が遅いパターンの子どもたちは、起床と朝食の時刻が早い(いつもと同じの時間と思われる時間帯)パターンの子どもたちに比べて、運動量が少なくゲームやテレビ、パソコンなどの画面を見ている時間が長いこと、朝食や昼食の欠食が多いこと、菓子類や清涼飲料類の摂取量が多いこと等、不健康な生活習慣を持つリスクが高いことが示唆されたと述べています。
一方、パルシステムが発表した「コロナ禍で変化する食卓の変化」アンケート調査によると、パパ・ママの5人に1人が「夕食時に家族の揃う人数が増えたと実感している」と回答しています。ただ、「ご飯を作らなければならない“負担”が増えた」や「献立に困った」という声も増えています。
また、インテージ 食卓アナリストの玉置亮さんによると「手作り」は2019年まで年々減少していたところ、コロナ禍の2020年に微増、2021年は減少しているそうです。しかし、「加工食品利用」は右肩上がりです。「総菜利用」は2020年に減少していますが2021年はアップしているそうです。夕食の内食率については2020年と2021年に大きな差はありませんでしたが、夕食メニューの用意の仕方については大きな構造変化が起きていることがわかります。
最後に、女子栄養大学教授の武見ゆかり先生は、コロナ禍による食行動の変化としては、外食が減り家庭での食事が増え、それに伴い家庭で調理する頻度が増えたことが挙げられる。食行動が変わったことにより、大きく変化したのが食事づくりと食事内容であり、コロナ禍によって家庭での食事が増え、労力と時間をかけてバランスに配慮した食事をつくる方が増えるという変化の一方で、経済的に厳しい状況にある人では家庭での食事が必ずしも望ましい方向に変わっていない状況がうかがえる・・とのことです。
 コロナ禍で皆様の食卓に変化はありましたか?
先に引用した調査以外に食事時間が短くなったとの調査結果もありました。コロナウイルス感染拡大で『個食』や『黙食』を勧めた結果短くなったようです。長野県が一番長く1日で103分、ほかに秋田県や山梨県も長い傾向はあるそうですが、1日3回の食事時間が100分程度は短いですね。これからは家族と食べる食事が増えたなどの良い面を残しつつ、ゆっくり楽しい食卓であって欲しいと願います。

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