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栄養士の食育日記

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「本来は今が旬です。にんじん」

 11月になると朝夕と昼間の温度差で体調を崩しがちになります。先日バスに乗ったら『ゴホゴホ』と咳込んでいる人があちらこちらにいて、風邪の季節になったことを感じました。風邪の引き始め等に良いと言われているにんじんですが、本来は11月~12月頃が旬と言われています。しかし品種改良を重ねた結果一年中食べることができる野菜になりました。

 にんじんの原産は中央アジアのアフガニスタン周辺です。古代ギリシャ時代には主に薬用として利用されていたそうです。日本に伝えられたのは16世紀頃。にんじんは「西洋人参」と「東洋人参」に分けられます。西洋人参は太くて短く、東洋人参は細長いのが特徴です。今は市場に出回っているもののほとんどが西洋系の人参です。
今では様々な料理に登場する万能野菜として重宝がられているにんじんですが、独特な青臭さもあり、苦手な方も多い野菜です。にんじん嫌いな子どもも数多くいます。しかし、幼稚園で習う数え歌に『1本でもにんじん、2つでも…』があるように子ども達向けの絵本などではにんじんキャラクターは引っ張りだこです。嫌いな子どもも多いけど、それ以上に愛されているようですね。にんじんは肌の健康を維持し、風邪を予防してくれるという優れた健康野菜とされ、これからもいろいろな料理で出番を待っています。
にんじん嫌いを減らすためにはその効果を理解しておきましょう。
にんじんが私たちにもたらす健康効果は
① 肌の健康を維持する…カロテン効果で鼻やのどの粘膜を強化する
② 便秘解消…多くの食物繊維により便通を良くする  などがあります。
また、最近は「にんじん100」とか「キャロット100」といった品名のジュースが並んでいます。しかし、成分表示を見てみると、にんじん以外にレモンや食塩、はちみつなどが含まれていていますが、『にんじん100%じゃないのに偽りの表示をして!』と怒ってはいけません。
実は、JAS規格により、「にんじんジュース」にはレモン等の果汁や食塩、はちみつ等の調味料を合わせて3%までの使用が認められており、この場合でも「にんじん100」「キャロット100」などの表記が許されているのです。
また、特徴ある匂いを消し、飲みやすくするための調味料まで含まれていることが多くあります。
 にんじんを食べないでジュースに頼るのもいかがなものかと思います。こんなに優れもの野菜が年中手に入ることはあり難いと思うのです。
これから寒くなる季節を迎えるにあたり、にんじんを毎日食事で食べるようにしてみませんか?

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