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今年は5月に元号が令和に変わり、毎年勤労感謝の日に行われていた新嘗祭ですが、今年は大嘗祭という神事になります。勤労感謝の日は「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。」という祝日ですが、制定される前から行われてきた新嘗祭を改称した祝日です。
新嘗祭の「新」は新穀(初穂)、「嘗」は御馳走を意味していて天照大御神をはじめすべての神様に新穀をお供えして、神様の恵みによって新穀を得たことを感謝するお祭りなのです。このお祭りの起源は古事記からとも言われており、名前が変わった現在でも『収穫をお祝いして、収穫できたことに感謝する…』という本来の意味は変わっていないようです。
その年にとれた稲や穀物を神々に捧げて今年の収穫の感謝と翌年の豊穣を祈願する宮中行事で、この新嘗祭の理念を引き継いでいるからこそ勤労感謝の日は11月23日であり、勤労だけではなく生産を祝う祝日となっているようです。
ちなみに、五穀豊穣を願う新嘗祭をもとに2010年に「お赤飯の日」も制定されました。11月23日は勤労感謝の日、新嘗祭(今年は大嘗祭)という、良いことが重なった日なので、お赤飯を通じて日本の食文化とは何かを考える契機となればとの思いからこの日に制定されたそうです。
さて、お赤飯を調べてみると、昔は小豆などを入れたご飯ではなく、赤米を蒸したものだったようです(赤米とは、縄文時代に初めて中国大陸から日本に伝わってきた長粒米で、炊きあがるとちょうどお赤飯のような色になります)。日本では古くから赤い色には邪気を祓う力があると考えられており、加えてお米が高級な食べ物であったことから、神様に赤米を炊いて供える風習ができたようですよ。その後、江戸時代中期の頃には、代用品として白いお米を小豆で色づけしたものがお赤飯として広まったと考えられます。
このようにして、お赤飯は白い米に変わっていったのですが、神様にお供えするのは赤い米を使うという習慣は残ったそうです。
明治頃までは、もち米を蒸しただけのものをおこわと言って小豆などを混ぜたものと区別していましたが、現在はお赤飯もおこわと言うようになっています。また、蒸すのではなく炊いて作る方法もありますね。ただ、炊く場合は仕上りがべたつきやすいので、うるち米をある程度混ぜて炊くと良いですよ。
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