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栄養士の食育日記

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『ある小学校での食育講演』

 寒い日が続きますね。

先日、山の中腹にある小さな小学校で食育の講演をしてきました。全校生徒は49名。4年生から6年生の男女35名が体育館に集合し、「運動のための食事、勉強のための食事」・・食べることがどれほどに大切であるかということや食べることは自分のために行うことであり、なりたい自分に近づくために自分に必要なものを考えて食べていくことの大切さをお話ししてきました。
最後に質問の時間を設けたところたくさんの質問がありました
少し紹介すると・・
○5年生女子の質問・・・ちょっと前に家でご飯を食べていたら、お父さんが『ウリ科の野菜は体を冷やす。だから秋ナスは嫁に食わすな』という言葉もあるといいました。ウリ科の野菜は体に悪いのですか?
・・・素晴らしい質問だと感心しました。何故なら、この女の子の家の食卓風景が目に浮かぶのです。家族みんなで和気あいあいと食事をしていて、お父さんがナスを食べながらウリ科の野菜の話をして、子どもはへえ~と思いながら体を冷やすのなら体に悪いのかな??と考えたのですね。
これが家庭での生きた食育の基本だと思います。講師が教壇で話をした内容を実践することだけが食育ではありません。ご家庭での何気ない会話の内容が子どもの記憶に残っている・・これが素晴らしいですね。
さて、回答はウリ科のきゅうりやナスなどのぶら下がり野菜は、水分が多く体を冷やすのは本当ですが、体に悪いわけではなく、ウリ科の野菜の多くは夏に旬を迎える野菜なので暑さに負けない元気な体を作るためにとても良い効果があると伝えました。夏の野菜は体を冷やす効果があり、冬の野菜は体を温める効果があるものが多いことも付け加え、旬の大切さも伝えることができました。
他に家庭菜園で作った野菜とお店で売っている野菜はどちらが体に良いのか?また、先日血液検査をしたら少し血が薄いと言われたので鉄分をもっと食べた方が良いのか?などの質問を子ども達から受けました。
私が話した内容から自分の食生活や実体験へと思いをはせ、素直に質問をしてくれた素晴らしい小学生を育んでいる山間の素敵な小学校での経験を通じて生きた食育を感じました。身近なところから子どもを育てる食育を推進していきましょう!

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