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栄養士の食育日記

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『季節を分ける節分の食べ物』

 「春」は昔から1年の始まりとされ、日本では新学期、新年度として大切にされています。暦の上で春が始まる日は「立春」で2月4日頃とされています。

節分は「季節を分ける」という意味があり、冬と春を分ける立春の前の日(2月3日)を節分としています。そして、1年を縁起良く過ごせるように、節分には邪気や体の中の鬼を退治するために、ご存じのように『豆まき』をしていました。
また、福を呼び込むために縁起の良い食べものを食べる習慣が今でも受け継がれています。
 節分の縁起の良い食べ物が7つある、というのをご存知ですか?良く知られているのは『豆まきの大豆』、『恵方巻』や『イワシ』ですが、その他に『こんにゃく』、『そば』、『けんちん汁』もあります。最後の一つは山陰地方(特に山口県)に残っている風習で、大きなものを食べると縁起が良いとされて『クジラ』だそうですよ。それぞれ、縁起が良いとされている食べ物には由来がありますので、子ども達と一緒に調べて節分の日に食べると、子ども達が季節の変わり目と食べ物に関して興味を持ってくれると思います。
 さて、7つの食べ物は食材名が多いのですが『けんちん汁』だけ料理名です。
何故、けんちん汁が節分の縁起が良い食べ物になったのかを調べてみると、元々関東地方の風習で節分以外にも寒い時に温かい食べ物を・・ということで食べられていた経緯があるようです。
けんちん汁の発祥については諸説ありますが、一つは鎌倉にある建長寺の修行僧が作った建長寺汁が、なまって「けんちん汁」になったという説。もう一つは江戸時代に中国から伝わったケンチュンという普茶料理が起源とされ、ケンチュンがなまって「けんちん汁」になったという説があります。
どちらにしても「けんちん汁」は、大根、にんじん、ごぼう、里芋などの旬の野菜とこんにゃく、豆腐などをごま油で炒めて、出汁を加えて煮込み、醤油などで味を調えた汁物で、もともと精進料理なので肉類や魚類は入りません。
 まだまだ寒い日が続きます。今年は豆まきをして柊鰯を飾って魔除けをして、恵方巻きを召し上がるだけでなく、一緒にけんちん汁もいかがでしょうか?

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