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栄養士の食育日記

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『災害時の食・・準備が大切』

 いつ発生するかわからない災害に備えて食品を備蓄する大切さは、日本を襲ってきた様々な災害で私たちは知っていますが、実際に備蓄しているかを調べると、備蓄率の全国平均は47.4%となっています。備蓄率が高いのは東海地方で65.9%、あとは南関東、北関東甲信、東北の順になっています。

それに対して備蓄率が低いのは、九州地方と中国地方、四国地方の瀬戸内海側。西日本が比較的に低く、北陸地方も少し低めのようです。
しかし、先日も大阪北部で地震があったように、災害はいつどこで発生するかわかりませんので、いざという時のための食料備蓄は各家庭で取り組むべきことと考えられます。
 これまでは災害などの非常事態に備えて、あらかじめ準備しておく食料は保存性に優れた物を備蓄しておくことが望ましいとされていましたが、最近は保存性重視ではなく、健康二次被害を防ぐなど非常食の考え方が変わっています。また、実際の避難所などでの被災生活からの教訓として、乾パン・クラッカー類は喉を通らない、すぐに飽きる、高齢者や子供たちにとって食べることが困難…など課題がよせられたようです。
そこで、普段の時に利用する食品を少し多めにストックして毎月1回それを利用した食事の日を決め古いものから使い、使ったら必ず補給をしておく…。回転させながら消費する「ローリングストック」が良いと言われています。
 発災した時のためにあらかじめ備蓄しておくことは『自分の食べるものは自分で用意しておく』という考えによるもので、これからは大切な考え方だと思います。しかし、食べ物はたくさんあるので何を備蓄したらよいのか皆目見当もつかないというのが本当ですね。その場合は発災した後を3つの時期に分けて考えたら良いと言われています。
ステップ1は発災~3日 ステップ2はやや落ち着き、電気が回復した頃
ステップ3は元の生活に戻る時期で発災後1ヶ月頃を目安と考えます。
まず、ステップ1では人命救助が最優先で混乱している時期なので、食べ物に手間暇かけている時期ではありません。包装を開けてすぐに食べられるものが良いと思います。
ステップ2は電気が回復していますので飲料水の備蓄があればレトルト食品や缶詰食品など利用できます。しかし、まだ水がない頃なので洗いものなどはできないことを想定して備蓄品を考えてみましょう。
ステップ3は野菜不足のためにビタミン・ミネラルなど微量栄養素が不足し始め、新鮮な野菜が食べたくなったり、同じ食べ物の繰り返しでは我慢の限界がきますので多様な食品を備蓄しておくことが望まれます。
 上記のことを踏まえて、備蓄食材でお勧めしているものに野菜ジュースがあります。野菜ジュースはビタミン、ミネラルが豊富で水分補給にもなります。しかも飲むだけでなく料理に利用できますので、ローリングストックのレシピに加えておくと便利です。例えば野菜ジュースを利用したたき込みご飯やパスタなど普段から子ども達と一緒に考えておくことも災害時の役に立ちます。
いざという時のために、日頃から避難所を話し合っておくだけでなく、常に一定量の食料を家に備蓄しておくことも考えておきましょう!

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