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栄養士の食育日記

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『子どもの目を守るために』

 雨の新緑も美しい季節です。昔は読書などで目が疲れたら遠くの木々を見るように勧められましたが、最近は読書ではなくパソコンやスマートフォンなどのIT機器を長時間利用したり、不適切に利用することによって目が疲れたり、めまいや頭痛などの全身症状を訴える子どもが増えているそうです。この症状は「IT眼症」と言われ、肉体的な症状だけでなく、精神的ストレスも問題視されています。文部科学省によりますと、視力が1.0未満の小・中学生が増えていて、その要因として「IT眼症」が挙げられています。

しかし、最近では「視力が落ちる」という症状にとどまらない子どもも増えていて、症状として「目の調節障害や自律神経異常」が現れています。例えば変なときに興奮する、あるいは寝ないといけないときに眠れないなどの「IT眼症」が引き起こす身体的な異常も考えられます。
「IT眼症」を治すには、画面を見る時間を減らすことが一番ですが、長時間、同じ姿勢、同じ距離で画面を見ないようにする工夫も大切です。子どもは「IT眼症」の症状を早期に訴えることはありませんので、周りの大人が早期に発見し、注意をする必要があります。
「IT眼症」の予防には次の5つのことが大切だと言われています。
1…画面の明るさを暗くしたり、ナイトモード機能などで背景の色を刺激の少
  ない黒に変更したりする。
2…長時間のゲームなどは連続使用を止め、30~40分したら3~5分程ゲー
  ムから離れて目を休め、ストレッチなど体をほぐす。
3…暗い場所でごろ寝しながらIT機器の画面を凝視し続けない。ブルーライト
  をカットするメガネも有効。
4…屋外で遊ぶ時間を増やしましょう。
5…バランスのとれた食事を!

子どもの目を守るための食事を考えると、8つの栄養素を意識することがポイントになると思われます。
1.ビタミンA…「目のビタミン」とも呼ばれるビタミンAはレバー、ウナギ、しそ、モロヘイヤ、にんじんなどの緑黄色野菜やチーズなどの乳製品 に多く含まれます
2.ビタミンB群(B1、B2、B6、B12など)…それぞれ役割が違っていますが、B1、B2は疲労回復、神経機能維持、皮膚や粘膜の健康維持。B6はタンパク質の代謝と免疫機能を高め、B12は目のピント機能の向上させる働きがあります。B1が多い食材は豚肉、玄米、ウナギ、豆類など。B2はさば、卵、納豆、牛乳、レバー、ハツなど。B6はまぐろ、カツオ、レバー、バナナなど。B12はレバー、ニシン、カキ、チーズなどです。
3.ビタミンC…抗酸化作用、免疫力アップ、皮膚や粘膜の機能維持をサポートし目の疲れを防ぎ、充血を予防してくれます。 多く含まれる食材はアセロラ、芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、赤ピーマン、レモン、いちごなどです。
4.ビタミンE…抗酸化作用により細胞の健康維持を助け血行を促進して新陳代謝を活発にしてくれるので、疲れ目やドライアイの予防に役立ちます。多く含まれる食材はアーモンドなどのナッツ類をはじめ、ウナギ、すじこ、カボチャなどです。
5.アントシアニン…目の網膜にある「ロドプシン」と呼ばれる光情報を受け取るタンパク質の再合成を促すことで、視覚機能を改善します。 多く含まれる食材はビルベリー、ブルーベリー、カシス、黒豆、シソなどです。
6.ルテイン…抗酸化作用の高いカロテノイドの一種で、目の水晶体や網膜の黄斑部にある色素で、網膜をブルーライトなどから守ってくれる働きがあります。多く含まれる食材はほうれん草、ケール、ブロッコリー、パセリなどです。
7.DHAやEPA…目の健康に不可欠な不飽和脂肪酸です。目の乾きを改善します。主に魚の油です。サ、サンマ、イワシなど青物の魚やマグロなどに多く含まれます
8.タウリン…網膜の保護や角膜修膜に効果を発揮します。 多く含まれる食材はカキ、サザエ、ホタテ、ハマグリ、イカ、タコなどの魚介類です。

以上の栄養素をバランスよく摂取することでIT眼症から子供の目を守りましょう。

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