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栄養士の食育日記

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『災害時、避難所での食事に関して』

 前回、全く予想せずに災害時の食事は準備が必要であるから、何かが起きる前に準備をしておきましょうと書きました。

 しかしその後、雨が降り続け、広島県、岡山県、愛媛県をはじめ11府県で大雨特別警報が発表されました。この豪雨により、西日本を中心に多くの地域で河川の氾濫や浸水害、土砂災害が発生し、死者数が200人を超える甚大な災害となってしまいました。
 今回は災害にあってしまった場合の避難所での食事の注意事項などをまとめてみます。
まず、乳幼児の場合ですが、おかあさんが頑張りすぎないことが大切です。おかあさんが疲れてしまうと母乳量が減ったり止まったりしてしまうことすら考えられます。大切なことはおかあさんと赤ちゃんが元気でいることなので、頑張りすぎず、母乳が足りない場合は粉ミルクを利用してもOKです。
離乳食が始まっている場合は、食器などは清潔にして生ものや加熱が十分でないものは与えないようにいたしましょう。また、味付けが濃くなり過ぎになりがちですので気を付けましょう。
アレルギーがある場合は、お弁当や炊き出しで利用されるスープ類やコンソメ、出汁や調味料にはアレルギーを起こす成分が入っていることが多いので、スタッフや栄養士さんに相談してください。アレルギー以外に病気の治療で食事制限が必要な方や妊婦さんなども遠慮せず相談しましょう
避難所での食事ですが、もしも食欲がない時には、スポーツドリンクなどの飲料や甘い食物を食べて体力を落とさないようにしましょう。支援で配られる食べ物は種類が限られ、新鮮な野菜や果物はなかなか食べることができません。したがってビタミンやミネラル、食物繊維が不足しがちです。そのような時は野菜や果物のジュースなどで不足を補います。
 最後に、飲料水が不足していたり、トイレのことを考えて水分摂取が少なくなっている場合は、脱水をはじめ熱中症になる危険性が高くなったり、便秘になったり、エコノミー症候群や心筋梗塞、脳梗塞になる危険性も高くなります。できるだけ水分補給をしましょう。
 今回の豪雨災害で避難されている方々をはじめ、関係の方々が健康を損なうことがないように、食事の面からも配慮をいたしましょう。
 

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