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爽やかな5月の風が、いつの間にか熱い空気を運んできました。今年は暑いですね。 ナント先日は5月中旬なのに真夏日を記録しました!こんなに暑いと体温調節ができず、疲れがたまってしまいます。
そのような時に今が旬のタマネギやラッキョウが役に立ちますよ。
タマネギは、成長する過程で栄養分を貯めるために葉の付け根の部分を太らせます。その太った部分を「燐葉」と呼びますが、この部分は成長するために栄養を蓄えた部分ですからとても甘いのです。私たちが普段食べているタマネギはこの部分です。だからとても甘く感じることがあるのです。そして、タマネギは加熱するとさらに甘みが増し、イチゴに匹敵するとまで言われます。
加熱するととても甘くなるタマネギですが、生を食べると辛い時があります。それは硫化アリル(アリシン)という成分の刺激のせいです。この硫化アリルは豚肉などに多く含まれるビタミンB1と一緒になるとビタミンB1の吸収を助ける疲労回復効果が高くなると言われています。
タマネギとよく似ているラッキョウも旬を迎えています。ラッキョウは平安時代から食べられていて「畑の薬」と呼ばれるほど栄養豊富なのです。実際に中国では漢方に利用されていると聞きます。
タマネギと同様にラッキョウにも独特の辛さや香りがありますが、これも同じ「硫化アリル」という成分なのでラッキョウにも疲労回復効果があると言われています。また、ラッキョウは小粒ですが水溶性の食物繊維が多く含まれています。水溶性食物繊維の量を比べてみるとキャベツの50倍もあると言われます。お腹の調子が悪い場合などラッキョウで改善できますね。
ただ、気を付けないといけないことは水に溶ける食物繊維なのでラッキョウを甘酢漬けにした場合、多くが溶け出してしまうことが考えられます。甘酢漬けのラッキョウを食べる場合は甘酢も一緒にいただくようにしましょう。
さて、そろそろ店頭にラッキョウが並び始めます。今年は子ども達と一緒にラッキョウの甘酢漬けに挑戦してみませんか?きれいに洗ったラッキョウを漬けておくだけで食べることができます。漬けておく期間は2週間ほどで食べることができますが2~3ヶ月付ける方が美味しいですよ。カレーライスのラッキョウは自分で漬けたと自慢できるほど上手に簡単にできあがります。是非、挑戦してみてくださいね
ラッキョウはとても美味しいのですが、食べすぎは良くありません。多くても1日4粒程度が適量とされています。子どもが小さい場合は2つ部程度にしてくださいね。
今年は子どもと一緒に旬のラッキョウ漬けで食育をしてみましょう
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