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栄養士の食育日記

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『野菜の摂取量を増やして新年度を迎えよう!』

 平成28年度国民健康・栄養調査の結果が発表になりました。その中に野菜の摂取量都道府県別ランキング(20歳以上)という項目があり、1位は男女ともに長野県、2位は男女ともに福島県、そして女性の3位には徳島県が入りました。

平成18~22年国民栄養調査の結果では、徳島県は男性がワースト1位、女性はワースト2位と1日の摂取目標である350gから100gも足りない状況だったのですが、その後県民総ぐるみで野菜摂取量アップ対策を行った結果、今回の調査では野菜の摂取量は目標まであと40gまで伸び、男性はベスト8位、女性は前述したようにベスト3位になったのです。
取り組みとしては「目指せ!1日350g=野菜料理5皿」を合言葉に発信し続け、さらに8月には『とくしま野菜週間』を定めて野菜の摂取を進めたそうです。この情報は子どもの野菜の摂取が少ないと思っている私たちにとって朗報ですね。特に1日野菜料理5皿という具体的な目標は素晴らしいと思います。
さて、子どもの野菜の摂取量に関して、2017年3月にカゴメが幼稚園・保育園、小学生、中学生、高校生の子どもを持つ全国の20歳~59歳の母親830人に調査を実施しました。その結果、厚生労働省が推奨する野菜の理想的な摂取量は3~5歳…240g、6~7歳…270g、8~9歳…300g、10歳以上…350gですが、実際の摂取量を比較したところ、96%の子どもが理想量に達していないことがわかりました。調査に協力した母親の約1/3が、「子どもの野菜摂取量が足りていると思っている」と回答しましたが、実際に足りている子どもは、そのうちたったの7%でした。
さらに調査では、子どもの野菜摂取量が足りている家庭と足りていない家庭では、食事を作ったり買ったりするときに、意識しているポイントに違いがあることがわかったそうです。足りている家庭では栄養面への意識が高い一方で、足りていない家庭では調理の手軽さや利便性を重視する傾向があるようです。この差は、1日の食事の中でもとくに朝食に大きくあらわれていました。
この結果から、私たちは子どもが野菜を食べてくれない・・と思いがちですが、実は親の食事への意識が大きな影響を与えていることがわかります。
徳島県の例からも野菜不足は意識を変えるだけで解消することがわかりました。野菜を増やすための3つのポイントを挙げておきます
① 今までの献立に、野菜を加熱した簡単なメニューを1品プラスする
② 野菜に子どもが好きな食材を組み合わせて、好みの味付けで調理する
③ 苦手な野菜があるときは、苦手な理由(食感・香りなど)を見つけて調理方法でフォローする
新年度を迎えるにあたり、子どもと野菜をしっかり食べる約束をする・・なんていかがでしょう。

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