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栄養士の食育日記

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『夏休みの計画 子どもの体力と睡眠、朝食』

 この7月1日から3日の間、松山市で日本スポーツ栄養学会 第3回大会が開催されました。全国から650名ほどのスポーツ栄養士やスポーツ栄養の研究者が参集し、各方面からのアスリートのサポートの研究発表がありました。中には食育に関しての研究もありました。

例えばジュニアアスリートの食事の場合、保護者の食生活に左右されることは想像できるのですが、香川県の発表では保護者がうどんを2玉食べていると子供も自然と2玉食べるようになっているとの発表もあり、家庭での何気ない食習慣が子どもの食を形成していることがよくわかりました。
 さて、子どもの体力と睡眠や朝食の関係を調べた発表もありました。
最近の子どもの就寝・睡眠時間については、文部科学省が発行した平成25年度「全国学力・学習状況調査」に詳しく記載されています。これは小学校6年生と中学校3年生を対象に実施した調査ですが、朝食摂取では「朝食を全く食べない」割合は減少していますが、「朝食を食べないことがある小・中学生の割合」は小学生で11.3%、中学生で15.6%となっています。
また、「毎日朝食を食べる」子どもほど学力調査の平均正答率が高い傾向にあり、平成24年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」によると、毎日朝食を食べる子どもほど、体力合計点も高い傾向にあるそうです。
 別の調査ですが、全身の持久力を測定する運動テストの成績でも「朝食を毎日食べる」グループと「毎日は食べない」グループとで比較したところ、6歳から17歳のすべてで『朝食を食べる』子どもの方が持久力があることがわかったとの報告もあります。
加えて、睡眠との関係では6歳から12歳くらいまでの調査で「8時間以上寝る」子どもの方が「6時間以下寝る」子どもより成績が高くなっているとの報告もあります。
 先日の発表で平日と休日の子どもの就寝時間と起床時間を比べたところ休日の方がゆっくり寝ていることがわかりました。
いよいよ待ちに待った夏休みが始まります。朝食をしっかり食べて、十分な睡眠時間を取ることが、学力的にも体力的にも子どもたちにとってよいことはおわかりになったと思います。
よく遊び、よく食べて、しっかり寝るという環境をととのえて習慣付けることを今年の休みの目標にするのもよいと思いませんか?

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