FAX089-905-1113

791-1104 愛媛県松山市北土居2丁目2番22号

089-905-1113

791-1104 愛媛県松山市北土居2丁目2番22号

栄養士の食育日記

« 『今年の夏は暑くなりそうですね!』 | メイン | 『夏休みの計画 子どもの体力と睡眠、朝食』 »

「『とりわけ離乳食』のススメ」

ここ2か月くらいの間に、久しぶりに赤ちゃん相談を担当させていただき、
最近の離乳食事情がわかってきました。少し考え直していただきたいこともあり、今回はテーマを離乳食事情にしました。

 離乳食は5~6か月頃から始まるもので、それまでの乳汁栄養から固形食への移行期間と考えられています。
私たちは米を主食としているので、最初はすり潰したお粥から始めて徐々に形を残し、離乳食完了期である18か月頃には軟飯とします。

さて、久しぶりに離乳食の指導などをしていて感心したことがありました。それは最近のお母さんたちはレバーをよく利用しているのです!素晴らしい!!あるお母さんは 7か月~8ヶ月の離乳食のお話の時に「毎日ではないけれど週に数回はレバーをあげています」と話してくれました。
でも、よく聞くと一度に作って冷凍して、それを電子レンジで温め直しているのだそうです。「冷凍しているの??」と聞きなおすと、「はい!離乳食はお粥からすべて一度に作り、製氷皿で小分けにして冷凍するのです。必要な時に温め直してあげます」ニコッ!とほほ笑んでくれました。
「ある意味、便利ですね」と微笑み返しながら、「お料理をしている時の香りなど赤ちゃんは匂うことはないのですね?出来立てのお粥を食べることもないのですね?」と聞くと「そうですね…」との返答でした。
 このお母さんの名誉のために付け加えると、とても愛情深く子育てをされていて、子どもも順調に育っているのですから、問題はないのかもしれません。
さて、その後の指導で離乳食は冷凍している?と尋ねるとほぼ全員が『はい』と答えました。「9か月過ぎて1日3回の離乳食になると冷凍するよりも取り分けの方が断然手間がかからないですよ」とお伝えしたら、「全く知らなかった!」「そうなんですね」との反応ばかりです。ヨシケイでは、プチママレシピの中に『とりわけ離乳食』があります。私はそのコーナーを見ていたので、最近の離乳食事情には疎かったのです。反省!!
 さて、とりわけ離乳食は手間がかからないからおススメ、というだけではありません。離乳食を冷凍しているお母さんたちの悩みの一つに「子供が食事に興味を持ってくれない」という内容が多く、何故だろうかと考えていたのですが、お母さんたちと同じものを食べていないことに原因があるのではないかと思い当たりました。作り置きした離乳食を食べている赤ちゃんは、いつも一人だけ家族と違うメニューを食べることになります。でも食事は家族で食べるから食べる意欲がわいてくるのです。家族が食べるものを取り分けして作ってもらった離乳食は、家族と同じものを食べているので食べることに興味がわくのではないかと思うのです。
離乳食の冷凍がすべて悪いのではないのです。最初に書いたように、レバーなどは下準備も大変なので利用されたら良いと思いますが、そうでないものは家族と同じものを食べるという基本を忘れずに「とりわけ離乳食」を実践されると良いと考えます。
是非、楽しく離乳期を過ごして幼児期へ、学童期へと食育をしていただけると素敵だな・・と思います。頑張りましょうね!

お近くのヨシケイを探す

ヨシケイを始めたい!資料がほしい!と思ったらまずはお住いの地域をチェックして下さい。

郵便番号から探す

※半角数字で(ハイフン)入れずに入力して下さい。

全国のヨシケイ

※ 一部、配達にお伺いしていない地域がございます。予め、ご了承ください。

×
×
サイト内検索

サイト内検索

×