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栄養士の食育日記

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『成長期の骨折を防ごう』

 成長期の子どもにとって、身長が伸びることは嬉しいことである反面、急激な成長は体に大きな負担になることもあります。

負担度合の目安として「骨折件数」を調べると、独立行政法人・日本スポーツ振興センターが行った統計によると1970年度からの時系列では、小学校から高等学校で増加傾向、幼稚園と保育園では2000年度以降減少傾向がありました。また、全体の骨折件数は、2011年度には40年前の約2.5倍程度、20年前の約1.5倍程度に増えています。この統計は学校で起きている骨折だけを集計したものですが、子どもの骨折が全般的に増えていることが推測できますね。
骨折部位は手指、手首や前腕が多く、足首、すね、鎖骨が続きます。小学生~高校生の骨折の増加は、食生活の変化や運動不足などで骨が弱くなったことや著しい成長で自分の体をコントロールしにくくなったことが考えられます。
特に食生活では、肉類からたんぱく質を摂るようになったために魚を食べる量が減少し、骨ごと食べる小魚類を食べる頻度が減ることによってカルシウムの摂取量が落ちてきていることも要因の一つのようです。
カルシウムの摂取に欠かせない牛乳の摂取ですが、最近はそれほど増加しているわけでもないので全体的にカルシウム摂取不足が考えられます。
また、幼児の骨折の減少は、危険な遊具が減ったこと、ケガをするような遊びをしなくなったこと等が考えられていて、決して骨が強くなったから骨折率が減少したということではないようです。
 ご存じのように、骨量は、20歳代で最大値となると言われており、高齢期の骨折や骨折の重症化を予防するためには、若い頃に十分に骨を強くしておくことが有効とされています。
 子どもの時からいろいろな遊びで体を動かすことで怪我や骨折をしないコツが身につくともいわれています。体を動かすことで体に刺激が加わり、骨が強くなったり、筋肉がついてきたりします。
骨を強くするためにはカルシウムとたんぱく質、ビタミンDが不可欠です。年齢に応じて必要な分をしっかり摂ることができるようにしておくことも大切です。特に運動をする子どもの場合、年齢に応じた必要量よりもさらに多く摂取する必要があります。調べてみると、週5回活動をするサッカーチームの中学生は3年間に骨量が約700gも増加している例もありました。「子供の骨折予防委員会」では『乳幼児を除く小児期において700mg以上のカルシウム摂取が健康な成長のために必要であり、骨折予防のためにはさらに500~1000㎎の増加が望ましい』との見解を2006年に発表しています。
 成長期の骨折を防ぐには十分なカルシウム摂取と共にジャンプなどの荷重のかかる外遊びも必要ですね!
楽しく丈夫な骨づくりを目指して頑張りましょうね

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