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夏休みに入り、ウキウキしていた気分も落ち着いてきたころではないでしょうか?
そろそろ、子ども達と一緒に夕食を作ってみるのも良いですね。ただ、突然『夕食を一緒に作ろうよ!』と誘っても、料理に興味のない子ども達は『嫌だ』とにべもないかもしれません。そのような子ども達には料理ではなく食材に興味を持ってもらうことを考えてみましょう。
そこで、今回は夏が旬の「そうめんかぼちゃ」をとりあげます。
そうめんかぼちゃの正式な名前は『金糸瓜』ですが、地方によって呼び名が違っています。面白いのは「瓜」と言う名前と「カボチャ」と言う名前が混在することです。例えば、瓜の名前では「そうめん瓜」「金糸瓜」「錦糸瓜」など、カボチャでは「そうめんかぼちゃ」「いとかぼちゃ」などの呼び名があります。
本当の名前は『金糸瓜』なので瓜だと思われがちですが、種としてはズッキーニと同じウリ科カボチャ属ペポ種で、カボチャの仲間になります。
日本には明治に入って伝わってきたらしく、寒冷な気候にも比較的強く日本全国で栽培されているとのことです。そうめんかぼちゃの植付けの時期は春で、収穫期は夏になります。
そうめんかぼちゃは何故そうめんとかぼちゃが合体しているのでしょう?
実は、そうめんかぼちゃの下準備を子ども達と一緒にすると驚きと感動の歓声が上がること間違いなし!!の食材なのですよ!
そうめんかぼちゃの形は冬瓜によく似ているのですが、輪切りにしてワタの部分と種を取り除き、約15分程度茹でた後、冷やしてから果肉の部分を手で触っていくと・・・果肉がそうめん状になってほぐれていくのです。最後は皮だけが残るくらいまでに果肉はそうめん状にほぐれます。
充分ほぐれたらザルにあげて水を切ってから酢の物や炒めものに使います。
味はじゃがいものせん切りによく似ていて、シャキシャキっとした食感が子ども達に好かれると思います。
栄養価としては夏の野菜らしくエネルギー量はあまり高くありません。100gあたり24kcalとかなり低エネルギー食材です。
特徴としては糖質をエネルギーに変える働きを持つビタミンB1、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸などのビタミンB群やマグネシウム、カリウムなどが豊富に含まれています。もちろん食物繊維もたっぷりあるので腸内環境を整えてくれる食材です。
夏休みの研究に今まで知らなかった夏の野菜を調べるなんて、面白いのではないかと思いますが、何より子ども達が自分の手でそうめんかぼちゃをほぐすという体験は印象深い思い出になることでしょう。
是非、子ども達と買い物に行って1個700gもあるそうめんかぼちゃを購入し料理をしてみてください。かなり楽しめると思いますよ!
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