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栄養士の食育日記

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「シニア世代と一緒に食育」

 先日、ラジオを聞いていたら子育て相談で「1歳8か月の子どもが噛まずに丸のみをしてしまうので心配」とのリスナーからの相談がありました。食に対しての興味は強く、このまま丸のみの癖がついてしまったらどうしよう…と、おばあさまからのご相談でした。

その相談に対し、「モグモグ、ごっくん美味しいね!」といいながら家族で食卓を囲みましょう!との回答でした。モグモグだけでなく、ごっくん、美味しいね‥までが大切なフレーズです。モグモグだけでは『美味しい、楽しい』・・という食事の基本が伝わらないですものね!何気なく聞いていたラジオから良いことを教えていただいた瞬間でした。
 今は子どもの食事について、さまざまなことが問題になっています。好き嫌いが激しい子がいるのは昔からのことですが、最近特に目立っているのが「食べ物を噛まない」「食べる量が極端に少ない」などです。丸のみや極端な小食が原因で、体がだるくなり元気が出なかったり、ちょっと転んだだけで骨折したり、太ってしまったり・・など子どもの生活習慣病も激増しています。
また、夜寝るのが遅くて睡眠不足から食事のリズムが崩れてしまい腸内環境が調いにくくなって下痢や便秘を繰り返すなどの問題が指摘されています。
 そのようなことを少しでも改善するために、心を豊かにするような食育が大切になってくるのですが、食育は教育の一環として学校で教えることが多くなって、家庭ではあまり教えなくなっているように思います。
かつて子どもたちの食習慣は、家庭の中で保護者が「食育」などと意識せず身につけさせました。が、現代社会では家族がそろって食事をする機会が減ってきて、家庭での身につく食育の機会が減ってきているようです。
 そこでキーパーソンになるのが『シニア世代』です。冒頭のラジオの相談者も「おばあさま」でした。
シニア世代は日本の食事を作り上げてきた人たちが多くいらっしゃいます。地域の伝統的な食事を教えてもらったり、健康に過ごすための食事を教えてもらったり、作ってもらったり、一緒に作ったりしながらこれからの食育を推進していただく素晴らしい『知恵袋』だと思うのです。
伝統的な和食の中に、適度に洋食のエッセンスを取り入れて日本の食卓を作り上げてきたのが今のシニア世代です!未来の日本を背負ってもらう子ども達に「食」の大切さ、楽しさを伝えて将来に繋ぐためにもシニア世代と一緒に食育を推進していくことが大切だと思います。
人間の味覚は幼少期に形作られますが食習慣もまた同じです。子どもたちの味覚や食習慣を豊かなものにしていくためにもシニア世代のパワーをいただきながら食育を進めていきたいですね!

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