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栄養士の食育日記

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『旧正月のお祝い』

2月も既に半ば過ぎになりました。松山地方で、親しまれている伊豫豆比古命神社(通称お椿さん)のお祭りは 旧暦正月8日を例祭日として、その前後の3日間ということで今年は2月25日から始まります。

このように、私たちの暮らしの中に残っている行事は旧暦で行っていることもまだまだありますので、今回は旧正月についてのお話です。
 暦が現在のような太陽暦に変更されたのは明治6年のことです。それまではお正月といえば旧暦の暦でお祝いをしていました。
お正月に食べる「おせち」料理は、中国から伝わった五節供の行事に由来する朝廷内の「節会」(せちえ)で供されていた料理をおせち料理と呼ぶようになり、少しずつ形を変えて今のような重箱に詰めるようになったそうです。
しかし、明治6年に太陽暦になった時に五節供は朝廷行事としては廃止され、今の新正月に移行したようです。しかし、大正時代くらいまでは旧正月でお祝いをしていた地域が多くあったようです。今も沖縄県など旧正月にお祝いをする地域が残っているようですが、国民の祝日ではないのでみんながお祝いをする正月は1月1日で定着しましたね。
 元祖である中国の旧正月では、どのようなものを食べてお祝いをしているのかを調べましたので、最後にお伝えしようと思います。
旧暦の12月8日を過ぎる頃になると、古い伝統を保っている農村の主婦たちは正月を迎える食べ物の準備で忙しくなり、縁起が良いと言われている魚をはじめ、肉の赤身料理などの準備をするそうです。日本で言う「おせち料理」の準備が終わると続いて、縁起が良いとされている中国式の餅作りに取り掛かります。このお餅はいろいろな味つけができるので正月にはなくてはならない食べ物です。
また、中国は広いので地域によって食文化が異なります。
北方の正月といえば餃子(水餃子)。大晦日から家族が集まって餃子を作ります。年越しに餃子という習慣はその形がとても高価な貨幣に似ていて縁起が良いからと言われています。
一方、米を主食とする南方では、餃子の代わりに湯圓(タンユエン)を食べるようです。トロッととろけるあんこやゴマ、ピーナッツなどの具が入っている白玉の団子の入ったスープで、昔のお金のような形などから家族団欒・幸せのシンボルとされているそうです。
 それぞれの地域にそれぞれのお正月の過ごし方があるようですが、新年をお祝いする気持ちは同じ・・縁起の良いものを食べて今年も良いことがありますように!という気持ちです。
日本の食文化を考えるには中国の食文化抜きでは語れない部分が多いので、今回は中国の春節(旧正月)の食事についてお伝えしました。

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