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栄養士の食育日記

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『子供の味覚を大切に!②』

子供の味覚を大切に!②としては、「味覚の1週間」の具体的な活動紹介と「味覚形成の基本」を考えていきたいと思います

前回も触れましたが、フランスで20年以上の歴史を持つ「味覚の1週間」という食育活動が日本の小学校で行われています。
日本の「味覚の1週間」の目的は以下の5つです。
1.国民、特に児童に対して味覚教育・学習を行う
2.できるだけ多くの国民に、味や風味を多様な摂取方法で提案することに力を注ぐ
3.文化の一端である食への確かな理解と食べる喜びを体感する機会を提供すると共に、良質な食べ物の生産・製造・加工を促す
4.食べ物のルーツ(原産地、生産方法、質など)の情報を正確に消費者に提供する
5.バランスのとれた生活スタイルの中での食べ物の役割の重要性を追求する
5つの目的を達成するために、料理関係者だけでなく、さまざまな方が自分たちのできることで子供の味覚を大切に・・という思いでボランティア活動をされているそうです。
その中には小学校で行われる体験型学習である「味覚の授業」やレストランや料理店で家族と一緒に食事をする「味覚の食卓」、また協賛企業や協力組織による「味覚のアトリエ」という味覚体験ができるイベントなどがあり、全国各地で開催しているようです。
このように素晴らしい「味覚の1週間」という活動は、危機感を感じたシェフたちが子どもの味覚を守り、伝統の食文化を守ることを考えて、起こしたアクションで期間限定の活動です。
しかし、普段から子ども達に接している私たちが少しでも子供の味覚について注意を払うことで、子どもの味覚を守ることはできるように思いませんか?
味覚形成の基本をまとめてみますね。
味覚は年齢に応じて少しずつ発達し、味覚の土台は6~8歳で作られ、10~15歳までに完了すると言われています。順にまとめると
○生後2~3ヶ月から、味に対する好みの差が出てきます。
(味は胎児の時からわかっているとも言われていますよ!)
○離乳期から甘いものと塩味は好きです。
○小学校低学年では、味覚が未発達な場合が多く、おいしいと感じるのは、
「甘味」や「塩味」だけになりがちです。「酸味」や「苦味」をおいしいと感じるのは難しい年齢です
○小学校高学年から中学校にかけて、体の発育とともに味覚も発達していき、美味しいと感じる食べ物が増えていきます
味覚の発達が終了する10~15歳までの間に強い刺激のある食べ物を頻繁に食べさせると、刺激の強いものに反応し、弱い味の区別がつきにくい状態になって味覚障害に陥る危険もあります。子どもの味覚を健全に形成するためには、ジャンクフードなどは避け、「お母さんの味」を大切にして、いろいろな食材の美味しさを感じさせてあげたいですね!

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