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朝夕、過ごしやすくなってきました。
まさに『天高く 馬肥ゆる 秋』 気候が良くなって食べる意欲も湧いてきました。
今月、10月13日はサツマイモの日です。
10月にはサツマイモが美味しくなり、サツマイモの別名が『十三里』というところから10月13日に「川越いも友の会」が制定したのだそうですよ。
さて、なぜサツマイモを「十三里」というのでしょう・・・。
最初は、江戸時代に京都の焼き芋屋さんが看板に「八里半」と書いて売り出したのだそうです。理由は栗(九里)には少し劣るけど美味しい焼き芋・・と洒落たのです。
その後、江戸にも焼き芋が伝わり、京都と同じように「八里半」と看板を上げていたのですが、小石川の焼き芋屋さんが 「栗(九里)より(+四里)うまい十三里」と洒落て「十三里」と看板を掲げたところ評判になり、そこからサツマイモの別名は「八里半」からグレードアップして「十三里」となったのだそうです。
サツマイモの日を制定した川越市はサツマイモの名産地として名高く、江戸から十三里離れたところにあるから・・という説もあるそうですが、昔から日本人にとってサツマイモは美味しい食べ物だったのです。
サツマイモの素晴らしさは美味しいというだけではありません。サツマイモは江戸時代から米と並ぶ主食として飢饉などの食料不足の時には人々を救ってきました。
サツマイモの葉は光に合わせて茎や葉の角度を変えて弱い光でも光合成ができるようにします。加えてサツマイモは干ばつに強く痩せた土地でもよく育つので稲と同じ面積で栽培したら米のエネルギーに換算して2~3倍の収穫ができるのです。茎や葉も野菜として食べることができるので人々の命を支えてきたのです。
栄養価も高く、糖質の他、カルシウムやβ⁻カロテンなども豊富です。その上、食物繊維も多いのでお腹の健康にとても良い食べ物です。
最近は、宇宙ステーションでの自給作物として期待され、水耕栽培も進められているそうです。
子ども達と一緒にサツマイモを植えて収穫の喜びを味わうのも素敵ですね!
『栗よりうまい十三里』をたっぷりと実感しましょう!
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