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栄養士の食育日記

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『元気に食欲の秋を迎えるために!』

暑さ寒さも彼岸まで・・・と言われていましたが、今年のお彼岸は暑かったですね。でも、お月見をする夜はちょっぴり涼しく感じます。
確実に秋はそこまでやってきていますね。
元気に食欲の秋を迎えるために、家族で食卓を楽しいものにしましょう!

☆さて、問題です!☆
1日3回食事を食べますね。
1年は365日で1095回食事を食べることになります。
現在、1年間で家族一緒に食卓を囲む回数は約何回でしょう?
(ヒント:30年ほど前は約750回でした。)
★答え:300回程度といわれています★
両親ともに仕事で忙しく、子どもたちは塾や習い事で忙しく、みんなそれぞれ別々に忙しくなった現在、家族がバラバラの食事になってしまいました。
家族一緒に同じものを食べることが食育につながります。
食卓は子供の健やかな成長を育むために重要な場所ですが、それだけでなく人格形成のための大切な場所なのですね。

我が家には、犬がいます。とてもかわいく賢い犬なのですが、例えば私たちと同じものを食べていても、同じような食べ方はしません。(当たり前です)
でも、人間はどうでしょう?以前、東南アジアで狼に育てられた女の子が発見されてという記事を読んだことがあります。その女の子は狼と同じように肉を食べるとき、手を使わないで口で噛みきっていました。

私たちは人間に生まれたからといって、食べ物を手で持って食べることはできないのです。誰かが心を込めて教えてあげないとできないのです。まして、食事のマナーなどは一緒に食べる人に不愉快な思いをさせないためのルールなので、社会で大切なことは教えてあげないと身につきません。
その大切なことを体験させる場所である家族揃っての食卓を囲む回数が激減しています。
ファミリーの語源は「共に食べる人たち」という意味だそうです。
血のつながりがなくても、社会で食のファミリーを作ることはできるかもしれませんね。

最近、子供と一緒の料理教室が大盛況です。
そこで、家庭でも子供を台所に立たせて、食事作りを教えたいと思っているお母さんが増えてきています。
子供の料理参加のポイントは
①子供を信じて任せてみること。
②子供が達成感を味わうこと。   です。
子供を信じて、包丁を持たせ、最初から最後まで任せてみることが大切です。よくあるお手伝いは、皮をむく部分のお手伝いや何かを混ぜるだけのお手伝い・・・、メインはお母さんのお仕事・・・、これでは子供は面白くありませんし、達成感も味わうことができません。体験は知る喜びの原点になります。食材に慣れることで好き嫌い克服や「もったいない」という気持ちが出てくると料理研究家の坂本廣子先生は言われています。

東京のある幼稚園では、子供の料理教室を開催しています。園長先生は「料理教室を始めて子供たちに自信がつき、行動が変わっていた」とお話されています。お母さんは「家でも子供は『手伝う』と言って台所に入ってくるようになった」といわれています。料理教室で料理作りを体験した園児たちは、一緒に体験することで共感力を育てることにつながり、好き嫌いが減ってきます。

最後に、お母さんの口癖「早く!」は禁句です。
「早くしなさい」「ほら見てごらん」「やっぱりだめでしょ」は、言ってはいけない3大用語だそうです。「上手に切れたね」などできたことをほめて自信をつけさせることがとても大切です。調理前の食材はできる限り、丸ごと見せて子供と一緒に「発見」をするのもいいですね。
食欲の秋が始まろうとしています。
子供が作った食事で楽しく食卓を囲むなんていかがでしょう。

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