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栄養士の食育日記
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■なんで食べないの？朝ごはん■
今朝、あなたは朝ごはんを食べてきましたか？大人だけではなく、子どもたちのなかにも朝食を食べない人が増えているといいます。でも、最近では、朝食の大切さが見直されているのも事実。では、朝ごはんを食べるとどんな良いことがあるのでしょうか？そこで今回は、朝食と健康の関係を考えてみます。
■朝食で寝ぼけた体をウォーミングアップ■
寝ている間に下がった体温を上げることと、脳を働かせるために必要なブドウ糖を補給することが、朝ごはんの役目。ブドウ糖は、体の中にためておくことができません。しかも、寝ている間も脳は働いているため、夕食で摂ったブドウ糖は朝までの間にすべて使われてしまい、起きたばかりの脳は、エネルギー不足になっているのです。また、朝食を食べることで、胃や腸が刺激され、便秘解消にも期待がもてるといわれています。
○食べるとこんなに違う朝食のパワー
・体温が上がり、すっきりと目覚める
・脳に栄養を補給して、今日一日のやる気や集中力を高める
・胃腸が刺激され、便秘解消に期待
・朝食を含め、1日3食規則正しく食べる食生活が体のリズムを整える
■親の都合で「朝食を食べない子」にしていませんか？■
朝食を食べないのは、「時間がないから」という理由が多いといいます。その原因は、寝る時間が遅いことにあるようです。高校生の2人に1人が、中学生でも5人に1人が、深夜0時以降まで起きているというデータがあります。また、親の都合で朝食を食べない環境を作ってしまってはいないでしょうか？子どもの肥満や糖尿病、生活習慣病予備軍をつくらないためにも、朝食を含めた生活習慣を見直してみましょう。
○朝食を食べないと、心の健康も不安定に
・脳が栄養不足を起こし、朝から体がだるく頭がボーっとする
・非行に走る子やキレやすい子、いじめっ子は、朝食をほとんど食べていないという報告がある
・朝食を抜くと、体がエネルギーをたくわえやすくなるため、脂肪をためこみやすい体質になる
・不規則な食生活は体のリズムをくずし、免疫力も下げてしまう
朝、食欲がなくても、時間がなくても、コップ１杯の飲み物なら簡単に摂れるはずです。牛乳や、飲むヨーグルトなどの乳製品、野菜ジュース、スープなど、胃にやさしい飲み物からはじめてみましょう。
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