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栄養士の食育日記

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『2022年 良い1年になりますように』

 新しい1年の幕開けです。
この2年はコロナウイルスに翻弄されましたね。年が改まってもコロナ禍が終わるわけではないのですが、せめて子ども達には楽しい思い出が残せる年にしたいものです。

「1年の計は元旦にあり」と言われます。子ども達にとってお正月の楽しみは「お年玉」ですね。お年玉の由来を調べてみました。お年玉は年末に五穀豊穣を祈って歳神さまにお供えをした丸餅を、歳神さまが帰られるタイミング、松の明け(松の内が終わる時のことです)にお下がりとして家族などに分け与え1年の健康と豊作にあやかれる・・とお餅を分けたことによるものという説が有力なようです。歳神さまは丸餅に魂を込められて帰られる・・ということからお年玉と呼んだというものです。
 さて、お餅はもち米で作ります。私たちが普段食べているお米はうるち米というものです。もち米とうるち米の違いは、含まれているデンプンの違いです。普段食べているうるち米はアミロペクチンとアミロースを約8:2の割合で含んでいます。アミロペクチンの割合が多いほど粘り気を増すのですよ。もち米はアミロペクチンをほぼ100%含んでいますので粘りが強いのです。また、アミロペクチンは水に溶けないデンプンなのでお餅は消化しにくく腹持ちが良いのですよ。お正月にはお餅を食べる機会が多いですし、あまり動かないのでお腹が空かない・・という経験もあると思いますが、動かないのでお腹が空かないのではなく、お餅を食べるからお腹が空きにくい・・ということなのですね。そのためアスリートは試合の3時間前には食事を終えますが、試合前の食事に『お餅』や『力うどん』を食べてエネルギー補給する方が多いようです。お正月明けに新学期が始まって朝ご飯でお餅を食べて学校に行くと給食の時間までにお腹が空いて辛い・・ということもないかもしれませんね
 最後にお餅を召し上がると胃が疲れる・・という経験があるかもしれません。そのような場合は消化酵素をたっぷり含んでいる大根おろしと一緒に食べると消化がゆっくりなお餅の消化を助けます。また、たんぱく質や食物繊維などたっぷりのきな粉を使った『きな粉餅』は栄養バランスが良くなるのでお勧めです。他に小豆を使ったぜんざいなどにお餅を入れると小豆に含まれるビタミンB1がお餅の糖質をエネルギーに変える時役立ちます。
今年のお正月。お年玉を『お餅』にしたら子ども達は悲しむかもしれませんので、いつものお年玉にして、お年玉の由来やお餅のお話をしてあげてくださいね。

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