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夏休みも終わり、秋の気配が漂い始めましたね。
9月の旬の食材としてちょっと風変わりな果物のイチジクをもっと知ってみましょう!
イチジクの名前は1日に1個ずつ熟す『一熟』からきたものと言われています。他にも多くの呼び名があります。漢字では「無花果」と書きますが、花がないわけではないのです。実は果実の中に小さな花をつけているのです。イチジクを食べた時にプチプチした感じがするでしょう?あれが花なのですよ!イチジクは花の部分で面白い食感を生み出していたのですね!
でも、花が外に出ていないのなら、どうやって受粉をするのでしょう?
もともとイチジクはアラビア南部が原産なのですが、そこではイチジクコバチと呼ばれる小さなハチがイチジクのおしりに開いている小さな穴から入り込んで、中に卵を産みつけるのだそうです。卵は孵化して幼虫になります。成虫になったイチジクコバチは中に咲いている花の花粉をつけて外に出て、他のイチジクに飛んで行って産卵することで受粉をするという仕組みになっているそうです。
日本ではイチジクコバチがいないので、受粉しなくても果実が大きくなるという、さらに不思議な品種のイチジクを育てているそうです。だから中からハチがでてくるようなことはないので安心して食べてくださいね
イチジクは、食物繊維が多いので腸の活動を活発にしてくれる作用が昔から知られています。また、炎症を抑える働きやタンパク質の消化を助ける酵素もあることがわかっていますので、食べ過ぎた時や消化不良を起こした時などにイチジクを食べると良いと言われています。
また、イチジクは「がんなどの腫瘍に効果的」と民間療法で言われていましたが、日本人の科学者がイチジクの果汁から『ベストアルデヒド』という成分を見つけ、科学的に解明しました。
ビタミンやミネラル分も含まれている素晴らしい果物のイチジクは9月が旬になります。旬のイチジクを食べて元気に過ごしましょうね
でも、体によいからと食べ過ぎるのも禁物。食物繊維が多いのでお腹を壊すこともあります。適量は1日3個程度と言われています。乾燥イチジクもスーパーで見かけます。食物繊維は生のイチジクよりも数倍多くなりますので便秘予防にはちょっとで効果的!量を加減して食べましょうね。
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