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梅雨入り前の雨を「走り梅雨」と言うそうです。
本来であれば6月上旬に梅雨入りをしますが、本格的な梅雨に入る前のぐずつく天候のことを言います。雨が降った後、再び晴れてから梅雨入りをするのですが、たまにそのまま梅雨入りしてしまうこともあるとのこと。
昨年は梅雨入りが早く梅雨明けは例年通り・・と、梅雨が長かった記憶がありますが、今年も梅雨入りが早くなりそうな予感がします。予報では6月2日くらいとのことです。
今年の5月21日には24節気の一つで秋に蒔いた麦などの穂がつく頃、ほっと一安心すると言う意味の「小満」になります。その頃は梅の実がなり、走り梅雨がみられる頃で田植えの準備を始める頃ですね。
稲作の歴史は約3万年前の石器時代からとされ、稲の種をまいて育てた(直播法)が、始まりといわれています。また、縄文時代には中国の江准地帯から朝鮮半島経由でお米(ジャポニカ米)が伝わったということです。
さて、田植えは、気温は15℃以上になることが必要です。何故なら15℃を超さないと稲が生育できず、また、10℃以下になると稲の生育はストップし、やがては枯れてしまうからです。
気温が大きく関係してくる田植えの時期は、当然のことながら地域により日程も変化しますので5月頃が一番多いようですが早いところは4月から遅いところでも6月には実施するようです。
農家にとって「田植え」は、一年でもっとも忙しい作業のひとつであり、そのように忙しい時の食事はどのようなものを食べているのかを調べてみました。田ごしらえ、田植えには大変な労力が必要となるところから、昔からこの時期だけ特別な「お田植え料理」を作っていたようです。実は私はこのような料理名を初めて聞いたのですが、農作業の合間に食べる料理は携帯が簡単なものが重宝されたようです。1日3回の食事以外に午前10時ごろと午後3時ごろに仕事を一休みして、間食をとります。その内容は白米飯のきな粉おにぎりやぼたもち、おやき、うすやき、せんべい、ふかし芋など、お腹の足しになるものが喜ばれるそうです。このように『お田植え料理』には食を通じて家族や人々の和や結束をはかる意義も大きかったようです。今では、昔のようなお田植え料理を作るところは少ないと思いますが、こういった食文化は次代へ受け継いでいってほしいと思います。
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