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6月になると、いろいろな野菜が旬を迎えます。
オクラ、トマト、キュウリなど一年中、見かけることができる野菜も今からが旬です。しかし、今しか見かけることができない野菜もありますね。例えばグリンピースなど成長によって名前が変化する豆類などが挙げられます。グリンピースはエンドウ豆と名前が変わりますし、夏に旬を迎える枝豆は大豆になりますよね。
さて、皆さんはグリンピースとエンドウ豆の違いがわかりますか?名前が違う理由は成長の違いから食べ方が違うからです。まず、成長の違いから名前や食べ方を見ていきましょう。
エンドウ豆を未熟なうちに収穫して「さや」ごと食べるのは『さやえんどう』で春3月頃から初夏にかけて食べることができます。最近よく見かけるのは『スナップえんどう』ですが、スナップエンドウもエンドウ豆の一種です。サヤエンドウと違って実は熟成していますが、さやごと食べられることができるように改良したものです。さやえんどうと比べて少し「さや」が硬めで実もしっかりしているので歯ざわりと食べごたえがあるのが特徴です。
その後、成長を続けると『グリンピース』になります。グリンピースは成熟前の豆を収穫します。一方『エンドウ豆』は成熟後に収穫して乾燥させて保存ができます。同じ豆でも収穫する時期が違うと食感などに変化が出て楽しいですね。
家庭菜園などで栽培することができますから、春にはさやえんどうとして収穫し、その後成長を続けてグリンピースになったら収穫して、残ったものは成熟を続けて最後にエンドウ豆として収穫するなんて、1度で3回楽しめると思いませんか?子ども達も大喜び間違いなし!
名前が変わるということは、適した料理も変化するということです。
『さやえんどう』はさやごと食べるのに適しているので、煮て卵とじなどにするとおいしいです。
『グリンピース』は香りが良いのでシンプルなグリンピースご飯や煮物、ポタージュスープなどが好まれるようです。
『エンドウ豆』はグリンピースと同じような料理法ですが、乾燥したものはそのまま食べることもできますが、一晩水につけてからゆっくり煮るとほっこり美味しくできあがります。今からが旬を迎える豆はたんぱく質や食物繊維も豊富です。是非、楽しんで食べてくださいね
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