栄養士の食育日記

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『秋の風物詩 芋炊き』

 残暑厳しい日が続いています。

朝、カーテンを開け朝日を浴びていますが、徐々に朝日の出てくる位置に変化が見られ、夏至の頃に比べると真東に寄ってきています。立秋が過ぎると、どんどん南に傾いていきます。
日中は暑くても確実に秋に向かっていることを実感できるところがあります。例えば、スーパーの野菜売り場は季節を感じることができる身近な場所です。今は夕方の買い物も暑くて大変ですが、売られている野菜コーナーでは『芋炊きセット』の主役である「里芋」を見かけることが多くなりました。スーパーで見かけても、日中の暑さで芋炊きは食べないだろう・・と思っていましたが、9月から10月下旬までは秋の風物詩としての芋炊きを見かけることが多くなります。
 農林水産省のHP【うちの郷土料理】では、「いもたき」の発祥は、愛媛県大洲市とされており、鶏肉、里芋、こんにゃく、しいたけなどの具材を煮込んだ鍋料理で、加藤家が藩主として治めていた350年以上前にまでさかのぼる歴史をもつ・・と書かれています。お籠りと呼ばれる伝統行事(親睦行事)でふるまう鍋に、各自が地元名産の里芋を持ち寄ったことがそもそもの始まりといわれているそうです。土地の神さまに新芋を供えて、その年の豊作を祈願する風習が由来とされ、この風習自体は西日本各地で行われていたものだそうです。
 愛媛県など西日本で行われていたのは『芋炊き』と言いますが、全国的に有名な東北の芋煮との違いはあるのでしょうか??
2013年に『旅の手帖』が『日本三大芋煮』を発表しました。選ばれたのは愛媛県大州市、山形県中山町、島根県津和野市で、それぞれ特徴があります。
愛媛県大洲市の芋炊きは里芋や油揚げ、干ししいたけ、こんにゃくなどを入れた、具だくさんの醤油ベースの甘めのスープが特徴です。
山形県中山町の元祖芋煮は、昔は船頭や商人が終点の中山町で荷揚げや荷待ちの際に食べたのが始まりだそうで、「棒タラ」をメインに、砂糖や醤油は控えめにし、薄味に仕上げた「芋棒煮」と呼ばれるスタイルでしたが、現在は牛肉を使ったものが主流で、ネギをたっぷりと入れ、すき焼きを思わせる濃厚な味わいです。
島根県津和野町の芋煮は鯛と里芋のシンプルな具材が特徴で炙った小鯛と昆布からとった出汁に、里芋と鯛のほぐし身と柚子皮を薬味に添えた、すまし汁に近いシンプルで上品な芋煮です。
それぞれの市町の芋煮は、入っている具材や味付けだけでなく、芋煮の楽しみ方や歴史も様々です。
もう少し涼しくなったら、子ども達と今夜は大洲市の芋炊き風、来週は津和野の芋炊きにしよう・・など言いながら好みの味付けや食材を決めて『我が家風芋炊き』を作ると面白いですね。

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