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2021年は新春早々、コロナウイルスの影響で緊急事態宣言を発令された地域、それ以外の自粛要請を出された地域など大変な年明けになっています。
皆さまのお住まいの地域はいかがでしょうか?くれぐれも皆さま、そしてご家族の皆さまの健康が保たれますように願っています。
さて、前回は主婦の食・意識調査に関してお知らせをいたしましたが、今回は昨年末に農林水産省から出された和食文化に関する意識調査からお知らせをしたいと思います。
昨年12月23日に『国民の食生活における和食文化の実態調査』の結果が公表されました。この実態調査は国民の食生活の実態や和食文化に対する意識を明らかにするために行ったもので、平成27年度に良く似た内容の調査をしており、5年経って前回との比較も交えて公表されています。
調査方法はインターネットモニターに対するWeb調査として行われ、対象は20~69歳の男女2,000名で全国を9地域に分け、性別・年齢層別の人口構成比にあわせて割付けたそうです。
大晦日やお正月に、年越しそばやお節料理などの『行事食』をどの程度食べるかとの質問に対して「ほぼ毎回食べる」「食べることの方が多い」と答えた人が8割以上を占め、伝統的な食文化が失われていないことがわかりました。その他では『クリスマス』『家族の誕生日』『節分』の順で高い傾向があったようです。しかし、ハロウィンなどの行事食はほとんど食べないとの回答が多く、行事食として定着していないことがわかります。
また、行事食などを手作りするのか購入したものを食べるのかを調べると、
お節料理や年越しそばなどは30%以上が手作り、桃の節句や端午の節句は27.8%、お盆は26.8%と順で多くなっていましたが、お節料理などは手作りと購入したものの両方を食べる方が50%程度となり、お正月のお節料理は、手作りもするが購入もするという家庭の割合が多いことがわかりました。
最後に季節の行事食について重要なことは、「旬の食材を食べて季節を感じること」が最も高く、「行事の意味を伝えること」、「健康を祈ること」、「生活に変化をつけること」の順でした。平成27年度と比較すると、「行事の意味を伝えること」や「健康を祈ること」は増えましたが、「手作りすること」が重要であるという項目は大きく減少しています。
まとめると、大晦日やお正月などの行事食は80%以上の人が食べていてすべて手作りするというよりも手作りと購入品を合わせて利用していることがわかりました。行事食について大切に思っていることは旬の食材から季節を感じる方が多く、日本の四季を通じて旬の食材を大切にしていきたいと思っている方が多いことも示唆されました。
日本には様々な行事食があります。子ども達に伝え続けていくことの重要性も感じます。この食育日記が少しでもお役に立てることを願いながら、2021年が良い年になりますよう、子ども達が健やかに育つように一緒に頑張りましょう!
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