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栄養士の食育日記

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『そら豆って蚕豆、南豆、空豆 栄養たっぷりで子どもにピッタリ!」』

そろそろ夏の香りがしてきました。今から美味しくなるのがそら豆ですね。

名前の由来を調べると
①蚕が作る繭の形に似ていることから「蚕豆」
②花が南へ向かって咲くため「南豆」
③天空に向かって一心に実をつける姿から「空豆」
 と、いろいろあるようです。個人的には青い空に向かってグンと伸びるサヤの姿から『空豆』が好きです。
さて、この季節になると思い出す小説に『坂の上の雲』があります。登場人物の秋山真之がポケットに入れていつも頬張っていたのが『炒ったそら豆』。松山はそら豆の栽培が盛んなので、真之さんは好んで食べていたようです。
栄養的にはたんぱく質、糖質、食物繊維に加えてビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどを含んでいるので栄養バランスのよい食材です。特にビタミンB群が豊富に含まれているので疲労感を和らげたり、血管の若さを保ったりするのに役立ちます。ビタミンB群以外にはミネラル分も多く、特にカリウムや亜鉛が多いのが特徴です。
亜鉛が不足すると皮膚に湿疹ができやすくなります。子ども達は少し動いても汗をかきますし、しかも梅雨の始まりは湿気が多いので皮膚トラブルが起きがちですからそら豆を食べるようにすると良いですね。
成長期の子どもにとって栄養バランスがとれているそら豆はお勧めです。皮は少し硬いですが、食物繊維がたっぷりなのでお腹の調子が悪い時、便秘気味の時に食べさせると良いですね。
また、大豆アレルギーの代用品として利用され、そら豆醤油やそら豆味噌なども開発されているようです。
ただ、日本では発症例がないのであまり心配はいらないと思いますが、そら豆中毒を発症することがあります。そら豆に含まれる毒成分によって引き起こされる中毒で症状は発熱や黄疸、溶血性貧血によって最悪の場合は死亡してしまうこともあり得ますが、遺伝的な要因やそら豆を主食のようにたくさん食べた場合に発症するとのことです。いくら栄養バランスがよくても、食べ過ぎないようにしましょう。
そら豆は今が旬です。収穫後は風味が落ちやすいので早めに食べましょうね。

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