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「秋深し・・・」と松尾芭蕉の句がぴったりの季節になりました。ほんの1ヶ月ほど前はハロウインで賑やかだった街が、セピア色に染まってきました。ハロウインは古代ケルト人が起源と考えられている祭で、もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事でした。
日本にももちろん収穫のお祝いをする行事は存在します。例えば11月の2番目の卯の日に宮中行事として新嘗祭(にいなめさい)と呼ばれるものがあります。天皇陛下が行う行事で稲の収穫を祝い、翌年の豊穣を祈願するお祭りのことです。宮中のほか伊勢神宮や出雲大社でも行うそうですが、天皇陛下は神々にその年の収穫物を供え、後に自らもそれを食すという儀式です。収穫物として、米をはじめとする五穀(稲、麦、栗、大豆、小豆など)が納められます。
余談ですが、天皇の即位後に初めて行う新嘗祭を大嘗祭というそうなので、来年は新嘗祭ではなく『大嘗祭』と呼ばれるのですね。
明治以降に新嘗祭は11月23日に行われるようになり、1948年に国民の祝日として制定し、「勤労感謝の日」にしたそうですよ。古くは、農業によって収穫された穀物を神さまにお見せするという日を「勤労感謝の日」としたのは、毎年の収穫物に対して感謝するという気持ちを失って欲しくないという思いもあったのではないでしょうか。
最近は、農業従事者が少なくなり収穫の喜びは幼稚園や保育園で行う「サツマイモ掘り」をイメージする子どもが多くなってきました。サツマイモ掘りも収穫の喜びですが、子ども達には様々な農業体験を通じて、収穫の喜び、働くことへの感謝、天地のすべてのものに対する感謝の心を育んでもらいたいし、導いていきたいですね。
秋は収穫の喜びを周りの人達と分かち合うことができる季節です。
この連休には子ども達と一緒に様々な農業体験をしてみてはいかがでしょう?
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