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栄養士の食育日記
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毎年言われることですが、今年は本当に暑くなりそうです。予想平均気温が32℃程度で、最高気温は37℃程度ぐらいまで上がり、熱帯夜も多くなりそう・・と予測している人もいます。この背景には南米沖の海水温度が低くなる「ラニーニャ現象」の発生があります。
2014年から続いていた「エルニーニョ現象」が終息し、今年の夏には『ラニーニャ現象』が発生する可能性が高いと言われています。『ラニーニャ現象』が起こると日本の夏は猛暑になるとのことですから、気を引き締めておきましょう。2010年にも同じような現象が起こりました。その時には岐阜県多治見市などで40℃近い気温を観測したのは記憶に新しいところですね。
そのような状況なので、今年の夏も猛暑になると考えて子ども達の健康管理など今からととのえておきましょう。
猛暑の夏バテに対抗するためには、梅雨の時期からしっかりと食べておくことがポイントになります。今の時期は、気温はさほど高くなくても湿度が高いので食欲不振になりがちで、食べる量が減ってきますね。でも、今、食べておかないと猛暑の夏を元気で乗り切ることは難しいのです。
体のだるさや疲れ、食欲不振、下痢、頭痛など梅雨の時期に多く見られる体調不良などから始まり、夏本番になると暑さのために体力が消耗し食欲が減退しやすくなります。
そのような時に気を付けて摂取したい栄養素は、食欲減退と体力消耗を防ぐたんぱく質とビタミンB群、それに汗で失われる水分やカリウムなどのミネラル分です。具体的にはたんぱく質とビタミンB群補給として豚ヒレ肉や豆腐、牛乳・乳製品、卵などが良いと思います。また、ゴーヤをはじめピーマンやキュウリ・なす・トマトなどの「ぶら下がり野菜」と呼ばれる夏野菜は水分やカリウムが多いので、身体を冷やし夏バテ予防に効果が期待される野菜です。
今年の夏、涼しいお部屋に閉じこもるのではなく、元気に暑さを乗り切りましょう！そのためには規則正しい生活や睡眠時間の確保も大切ですが、バランスのとれた3食といつもより多めの水分補給が重要になります。
それでは、今の時期からの夏バテ対策を忘れずに、身体をととのえておきましょう！
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