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4月14日午後9時26分、続いて16日未明に熊本県を中心に襲ったマグニチュード7.3の地震は平成28年熊本地震と命名されましたが、大規模な災害となりました。被災された方々が少しでも早く日常の生活に戻れますように・・・。
今回は、もしもの時に知っていてほしい「いざという時の食事」について日本栄養士会が発行した冊子をもとにまとめてみました。
『まず、水分!次にしっかり食事』を心掛けましょう。
水分をしっかり摂ること、できるだけ食べる…など当たり前のことができないのが非常時です。災害時は食事量が少ないので食事から摂ることができる水分摂取が想像以上に減ってしまい、水分不足に陥りがちです。飲みたくなくても飲む・・というように積極的に水分を摂るようにしましょう。
次に食事ですが、まず日頃からの備蓄を考える必要があります。そのうえで、生きるために体力をつけて暑さや寒さに負けないためにも、まず食べてエネルギー補給をしましょう。でも、いろいろと気にかかることや心配事がたくさんあって食欲がない時は食べやすい汁物や温かい食べ物を食べるようにします。
元気な方でも弱ってくるのが災害時。赤ちゃんや子ども、お年寄りなど弱い立場の方の注意点を考えましょう。
◎赤ちゃんの注意点・・・水分補給ができなくなりがちです。妊婦さんや授乳中のお母さんは赤ちゃんのためにしっかり水分補給をしましょう。
少し落ち着いてきて食品の種類が増えてきたら野菜や果物、野菜ジュース、などでビタミンの補給をしましょう。
◎子どもの注意点・・・成長期こそ必要な栄養素があります。
例えば、1~5歳の幼児の場合はビタミンAが不足すると成長不良や神経系の発達抑制が起こります。野菜がない時は色の濃い野菜ジュースを積極的に摂るようにします
6~14歳の学童期(思春期)は丈夫な骨や歯を作り成長に欠かせないカルシウムが必須です。牛乳はなかなか摂取しにくいかもしれませんが、カルシウム強化の食品を探してみましょう。また、鉄が不足すると貧血になり疲れやすくなります。
赤ちゃんや子どものためにカルシウムやビタミンA、鉄の栄養機能食品などの備蓄も考えておきましょう
◎お年寄りの注意点・・・配給されたものを食べやすくすることを考えます。ご飯類は袋に入れてお湯につけて温めることができます。パン等はジュースなどに浸すと食べやすくなります。
最後に、食物アレルギーがある場合ですが、和風だしやコンソメ・スープ類、味噌・しょう油・バターなどにはアレルギーの原因になる成分が含まれる場合があります。よく注意事項を読んでアレルギー対策をしましょう。
今回は「食べることは生きること」災害時だからこそ注意すべき食事についてまとめました。
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