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春がやってきた!・・はずが、3月にしては珍しい寒波がやってきました。三寒四温とはよく言ったものですね。
春になるといろいろな野菜が店先に並びます。子ども達にとっては苦味やアクが強くて苦手なものが多いのですが、これは野菜たちが厳しい冬の中で身を守るためにポリフェノールやアルカロイド類を貯めたからなのです。ポリフェノールは「活性酸素」を除去する作用を持つことで知られていますし、アルカロイド類は新陳代謝を活発にする効果があり、人間の体にもいい成分なので、子ども達にも食べてもらいたいですね。
さて今回は、野菜に関する諺をご紹介しましょう。
例えば、最近店先で見かける「うど」に関しては
『うどの大木』という諺があります。
…うどは成長すると2m以上にもなるのです。でも樹木ではなく多年草の草ですから、弱くて役に立たないところから大きくても弱くて役立たないもののたとえになっています。
反対に『山椒は小粒でもピリリと辛い』という諺は
…身体は小さくても才能が優れて侮ってはいけないという意味に使われますね。
他にも、そろそろ旬になる「たけのこ」の有名な諺には
『雨後の筍』というのがあります。
…雨が降ったあと、たけのこが次々に出てくるところから、物事が相次いで現れることのたとえになっています。多くの方が思い違いをされていますが成長が早いことの意で使うのは誤りです。
野菜ではありませんが、子どもを褒める時に使っていただきたい諺としては
『梅は蕾より香あり』
…才能のある人や大成する人は、幼い頃からそれが現れることで、梅は蕾の時からよい香りを漂わせていることを言っています。
反対に『誉められて唐辛子を食う』という諺もあります。
…人から持ち上げられて調子に乗り、あとで苦しむことのたとえ。
子どもは嬉しくなると調子にのってしまうことが多々あり、その後、ガックリ気落ちしてしまうこともあります。そのような時に昔からこのような諺もあるよ・・と優しく慰めてあげましょう!
このように、ことわざを通じて子ども達に野菜と私たちの生活をつなげる言葉を日頃から教えていくことも食育の1つではないかと考えます。少しウィットに富んでいるものを日々の生活に取り入れて子どもに伝えていきたいものです。
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