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栄養士の食育日記

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『~噛む力を育てることも大切な食育①~』

 食べることに関しての機能は2つに大きく分けられています。
①食べる機能(摂食機能)・・子どもが食べ物を口に入れて、しっかりと噛んで咀嚼し飲み込む機能
②栄養摂取機能・・食べ物を体内で消化して吸収し、食べ物に含まれる栄養素の代謝によって体を作ったり、エネルギーに変える機能

これまで食べ物の話や食文化、しつけの話など、子ども達にとって「食べることの大切さ」や「食べ物を味わうこと」の大切さについて書いてきましたが、今回と次回の2回にわたって、噛む力をつけることの大切さについて書こうと思います。
私が学生の頃、『最近の子どもは噛む力が弱くなった』と勉強し、このままではあごの発達に問題が起こる・・と言われました。先日、若い栄養士さんたちに聞いたところ、彼女たちも学生の時に『最近の子どもの噛む力についての問題』ということを勉強したと言っていました。
噛む力とあごの発達の問題は、課題であり続けているようです。しかし、噛む力をつけさせると栄養素の吸収を助けることや、虫歯予防や歯並びの悪さを予防することだけでなく、噛むことによってたくさん出てくる唾液の役割や唾液に含まれる消化酵素のことまで考えた食育をしていく必要があると思います。
九州の保育園では、よく噛んで食べさせるために「よく噛むと酵素マンがやってきて体が元気になるよ!」と教えているそうです。子ども達は食べながら『酵素マン』の力を体験しているのです。この保育園は年中裸足で子ども達を育てていて、風邪をひく子どもも少ないそうです。物理的なことだけでなく、
何故、噛むことが大切なのかを教えていくことが大事ですね。
さて、噛む力を発達させるためには、離乳食の段階から調理形態を変えて適切に勧めることが大切です。この時期の子どもはどんどん成長していくので大変ですが、基本は口腔の発達状況に応じて形態を変えていくことです。
また、少し成長したら噛む回数が多くなる食べ物を普段の食事に取り入れてみることも大切になります。
普段は気にしませんが、食事中に水分補給をして噛んでいるものを流し込んでしまうと噛む回数が減るので要注意です。水分補給は必要ですが、噛んでいる時にはしないように気を付けましょう。

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