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栄養士の食育日記

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『~新学期です。「こ食」について考えてみましょう!~』

 子どもの食と栄養を勉強している学生たちに『あなたの知っているこ食は何ですか?』と質問したところ、「孤食・固食・個食・濃食・粉食・小食」などいろいろな「こ食」が挙げられました。

私は数年前から「孤食」を問題にして、みんなで一緒に食べることが大切であることを伝えてきましたが、『頭では理解しているけれど実践をするには高いハードルがある・・』と訴えてくださった子育て中の母親にも出会いました。
そこで、調べてみると高校生以下の子どもと同居している保護者に対して「孤食と個食と固食」がどの程度当てはまるかを調査した結果がありました。
最初にそれぞれの「こ食」についての定義ですが、
「固食」とは子どもが「自分の好きな、決まった同じものしか食べないこと」
「孤食」とは親が不在で「子どもだけで食事をすること」
「個食」とは一緒に食べるけれど「食卓で各自、別のものを食べること」と考えられます。
 調査の回答数は281名の保護者です。
「固食」の場合、子どもの半数近くに固食の傾向が見られ、また、親自身の固食についても聞いたところ、27.7%はその傾向があると回答しています。特に母親は34.0%もの高い値となりました。子どもの食に大きな影響を与える母親が固食の傾向を改めることが大切なようです。
次に「孤食」に関しては、朝食の弧食の割合は、子どもが未就学児の場合39.5%、小学生の子どもで60.3%となっています。
また、夕食の孤食に関しては小学生の場合34.5%、中学生の場合54.5%で、どちらも年齢が上がるにつれて孤食の割合も増えていくことはわかります。
「個食」に関しては、家族の食卓で個食することがある割合は35.3%と、家族一緒に食卓を囲んでも個々人が別々の食べ物を食べるという状況も一定数確認できました。
この結果は予想できましたが、調査結果として示されると、いつも「共食」の大切さを訴えてきた私としては、本当は改善が必要な数値であると伝えていくことの大切さを痛感します。
一緒にご飯を食べても、共有できる感動がないと「個食」と「孤食」の根っこはつながっていると思われます。
4月は新学期、さまざまなスタートを切る時期です
これを機に、せめて1週間のうち10回は一緒に同じものを食べて、同じ感動を共有しませんか?

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