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4月になると新しい制度が次から次へと施行されてきます。
最初は提案から始まり、有識者による話し合いがあり、4月からスタートする制度が多いですね。前回は「新・食品機能性表示制度」について書きましたが、今回は『健康な食事』について書こうと思います。つい最近まで4月からスタートする方向で動いていましたが、『健康な食事』に関しては、もう少し審議を深めましょう・・ということで施行は先送りになりました。
しかし、このような議論が行われていることを理解しておくことも必要ですね。
【「健康な食事」の普及のためのマーク】
厚生労働省は、コンビニエンスストアなどで売られるお弁当や総菜などが『健康な食事』かどうかを示す基準を定め、表示マークのデザインを決めました。
このマークを使うことができるものとしてはお弁当や総菜、レストランのメニューなど、1食あたりの調理済み食品で厚生労働省の基準を満たしている料理です。このように書くと厚生労働省が外食や中食を推進しているように思われるかもしれませんが、そのようなことではなく、忙しい方々が外食・中食を利用するのであれば、ある一定の基準を設け、選ぶ目安にしてもらいたいということだと思います。
本来の「食」は家庭で家族と一緒に旬のものを食べて『美味しいね』という基本的な食環境を整えることが一番大切なことであり、認証マークよりも素晴らしいことに変わりはありません。しかし忙しい方や一人暮らしの高齢の方の中には食事をつくる意欲が低下し、低栄養などに陥ってしまうなどの課題もあります。このような背景があって、手軽にお弁当や総菜を購入する場合により栄養バランスのいい食事ができるようにマークが導入されることになったのだと思います。ですから、このマークがついているお弁当を食べ続けると「健康になれる」というわけではありません!
また、大切なことですが、このマークの主目的は健康寿命を延ばすことなので子どもは対象になっていません。基準値は20歳以上の人を対象としています。ですから子供にはこのマークがついているお弁当などの説明はしても、大人用の基準にあっている食べ物・・というように伝えた方が良いと考えます。
『健康な食事』に関しての基準やマークを考えた検討会は「世代を問わない食育にも貢献できる」と期待しているとのことですが、子ども達には「食事はバランスが大切だよ!」と説明はできると思いますが、子ども達に食べさせるものではないことを知っておきましょう。
選択する際の情報が増えるのは悪いことではありませんが、きちんと伝わるように私たちはアンテナを張り巡らせておく必要がありますね!
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