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栄養士の食育日記

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『新・食品機能性表示制度を考えてみましょう』

3月も後半になると新生活への準備の時期に入ってきます。4月になると、入学やクラス替えなど、いろいろな新しいことが待っていますね。新生活には新しい発見や喜びもありますが、ストレスも多くなってくるでしょう。それに備えて、体力・気力を養うためには質のよい睡眠と食事です!
今回は質のよい食事をとるための目安となりそうな、新年度から始まる新しい制度「新・食品機能性表示制度」についてお知らせしたいと思います。

この制度は野菜や加工食品、サプリメントなどの食品について、体の部位への効能を具体的に示すことができる新たな「機能性表示」になります。例えば、今はしてはいけないことになっている「目の調子を整える」とか「免疫強化」などの表示ができるようになるのです。
しかも、加工食品だけでなく、魚や野菜など農水産物にも機能性表示ができるユニークな制度なので、国際的にも注目されているようです。

新・食品機能性表示制度の3つのポイントが取り上げられていましたので、ご紹介しておきましょう。

1.体のどこの部位にいいかわかりやすい
 「体のどこの部位に作用するか」が記載できるようになるそうです。
現在は歯、骨、お腹というような表示をされていますが、新・機能性表示食品では、さまざまな部位や機能性を表示しても良いのだそうです。
2.野菜、魚など生鮮食品にも機能性が表示される
 機能性関与成分が特定でき、効果的な量を食べることが可能であれば、生鮮食品など、農水産物でも機能性が表示できるようになります。例えば、トマトでは「高リコピントマト」、ミカンでは「β-クリプトキサンチン」の表示と一緒に目に良い…とか骨に良い…と表示できるのです。
3.機能性表示の根拠となるデータが確認できる
 機能性表示食品を販売する企業や生産者は、表示の根拠となる研究データやメカニズムを、消費者にわかりやすい形で公開しなくてはならない・・という義務もあります。消費者はその情報を見て判断するようになります。

 この新しい「食品機能性表示制度」については、今後も取り上げて、活用法などもご提案したいと思います。ただ、食べるということは楽しく美味しくということがまず最初にあって、それを踏まえた上で、食品の機能性も考えていくべきだと思うのです。
今までも『選食力』が大切・・と書いてきましたが、新制度になると情報が氾濫することで、かえって惑わされることも増えてきそうですね。しっかりと選ぶ力を付けるためにも『食育』はより大切になってきます。
新年度は、これまで以上に私たち一人一人の食への知識が必要となる時代に入ってきそうです。見極める力と目を持ちましょうね!

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