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栄養士の食育日記
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今年も残すところわずかになりました。皆さまの2012年はいかがだったでしょうか？
今年の漢字は「金」に決まりました。オリンピックイヤーで日本選手の金メダルの獲得が多かったことや山中伸弥教授のノーベル生理学・医学賞受賞などを反映しているのですね！
皆さまにとって「今年の金メダル」は何ですか？
私の今年の金メダルはジュニア期のスポーツと栄養の関係について、指導者や保護者の方に対しての講演をたくさんさせていただけたことです。ジュニア期のスポーツ選手は成長に必要なエネルギーと運動で使うエネルギーの両方が必要になるのでしっかりと食事を摂らないといけないのですが、小学生や中学生は学校給食をしっかりと食べることが基本になります。人生の中でも基礎作りをするジュニア期の食と運動の関係について少しでもお役に立つことがあれば・・と思って食育も頑張ってきたので今年は本当に実りある年になりました。
ところで、絶対に身体にとって必要だと思う栄養素を含む食材でも選手が嫌いなものばかりを献立にいれたら結果はどうでしょう・・・？
いくら食べることもトレーニングだと思っている選手でも嫌いなものばかりを食べなさいと言われるよりも、好きな物を上手に食べましょうと言ってもらえる方が嬉しいですよね！やる気も出てきますね！
そこでJリーグの選手やオリンピック選手に嗜好調査をした結果を調べてみると、その選手たちが好きなメニューは・・ダントツ1位で、『カレーライス』だそうです。
考えてみると、私はカレーライスが嫌い・・と言う選手には出会ったことがないくらいです。
本格的なカレーライスは香辛料がたくさんはいっているので、ジュニアにはきつすぎるかもしれませんが、ある程度香辛料を抑えることができればとてもよいメニューになります。
カレーライスは味も香りも濃厚です。例えば、貧血気味の選手にはレバーを混ぜれば、カレーの香辛料が嫌われることの多いレバーの匂いを上手にカバーしてくれますし、カレー粉自体には鉄分が多いのでさらに効果を増してくれます。
また、牛乳やヨーグルトを加えても、カレーに味がなじみますから、乳製品が苦手な成長期のジュニアにぴったりのカレーに変身します！
ただし、カレーはルーで作るので脂分が多くなってしまうことが欠点ですね。そのことさえ忘れなければ冬休みの練習など体が冷えてしまう時などにもカレーの香辛料で身体が温まり、とてもよいメニューになりますよ！
ご飯をたくさん食べることもできるので冬休みに身体作りができますね！
今年も食育日記を読んでいただきありがとうございました。
来年も徒然なるままに子供の食育に関して、スポーツと栄養に関しての日記を書きたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。
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