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2010年02月02日
『日本の行事・節分』
今年の節分は2月3日ですね。
近くのスーパーでは入り口に豆まき用の豆と鬼の仮面、そのそばにはバレンタインのチョコレートが所狭し・・と置かれています。
バレンタインのチョコレートについて考えてみるのも楽しいですが、今回は日本の行事と言うことで節分を考えてみたいと思います。
現在では節分は立春の前日のことを指しますが、もとは季節の分かれ目、それぞれの季節が終わる日ということで、立春、立夏、立秋、立冬の前日を言ったそうです。
特に立春が一年の初めと考えられることから、江戸時代以降は『節分』と言えば春の節分を指すようになったとのことです。
さて、立春を新年と考えると、その前日の節分は大晦日になるのですよね。
そこで、登場するのが『豆まき』です。豆まきは前年の邪気をはらうという意味を込めて追儺(ついな)という悪鬼などを追い払う行事のことです。平安時代の宮中では、陰陽師たちによって大晦日に盛大に行なわれていたそうです。
もともとは中国の大儺(たいな)が源流で恐ろしい形相の面をつけた呪師が疫鬼を追い払う行事があり、形を変えて日本の行事になっていたのですね。
江戸時代になると、春を迎える厄払いの行事として、諸国の神社や家庭に広まり、身体を豆でなでて厄をうつしたり、年齢の数だけ豆を食べたりするようになったということです。
最近のブームは恵方巻きという節分に食べる太巻きですね。
節分の夜にその年の恵方(歳徳神のすむ方角で、その年に吉となる方角)に向かって目を閉じて願い事を思い浮かべながら無言で太巻きを丸かじりするのです。だから「丸かぶり寿司」「丸かじり寿司」とも言われるみたいです。
巻き寿司を切らずに1本そのまま食べるのは『縁を切らない』と言うことみたいですし、具材はかんぴょう、きゅうりの他にうなぎや卵など七種類の具材を入れることで七福神を意識しているのだそうです。また、七福神を巻くことで『福を巻き込む』という願いもあるそうです。
そういえば、12月31日にも巻き寿司を食べる風習がありますね。
お正月はおせち料理ですが、大晦日は年越しそばと巻き寿司ですね。今まで気が付かずにいましたが、福を巻き込む・・と言う意味があるのかもしれませんね。
この恵方巻きは江戸時代末期に大阪の船場で商売繁盛の祈願をする風習としてあったそうですが、正確なところはわからないそうです。
しかし、1970年代後半に大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で行なったイベントで復活し、1990年ごろからスーパーやコンビニで宣伝され、販売されたので全国的に有名になったとのことです。
私は食事は楽しく食べる・・と言うことが好きなので、恵方巻きを食べるときに、「無言で食べる・・」と言うことが辛くてたまらないのですが、それ以外はとても気に入っている行事なのです。
大きな声で「鬼は外!福は内!」と叫んだ後、黙って太巻きをほおばると言うことは新しい行事かもしれませんし、コンビニの戦略かもしれませんが、多くの人に楽しい・・と受け入れられ、支持されたから残っている行事なのだと思います。
ヒイラギの葉とイワシの頭も面白い風習ですね。新しい季節を迎えるに当たって邪気を払い、新しい年を少しでも良い年にしたいという願いが節分には感じられますね。
このような風習をそれぞれの家庭で次の世代に残していくためには、楽しくて待ち遠しく感じる何かが必要なのです。
食育も食の勉強・・と考えずに、楽しくワクワクするような体験を加えていけばよいのですね。
投稿者 yoshikei : 2010年02月02日 16:53
