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2009年09月18日

『根付く食習慣と変化する食習慣』

9月も中旬となりました。
各地で「秋の味覚」が出荷されたとのニュースが新聞紙上を賑わっています。
10日には愛媛県内最大の里芋産地である四国中央市で『JAうま』が里芋のブランド「伊予美人」の出荷を始めたとのニュースがでていました。以前は「女早生」というブランドが一般的でしたが、最近は「伊予美人」が多いようですね。  

今年産の里芋は、3月下旬から植え付けを開始したそうです。7月の高温干ばつで約2週間生育が遅れましたが、その後の降雨で回復傾向にあるそうです。四国中央市の豊岡町のJAうま豊岡支店選果場では、10日、農家から搬入された里芋の大きさを選別する作業があり、箱詰めされた後、トラックで京阪神方面などに出荷されたそうです。
先日ラジオを聞いていて、パラオ共和国の主食であるタロイモは里芋と同じ種類のものであることを知りました。パラオ共和国はタロイモを蒸したり、練ったりして食べるそうです。昔の日本も里芋を主食として食べていた時期がありました。それに驚くことにはパラオ共和国はお正月にお汁粉を食べるなど、日本の古くからの習慣が残っているそうです。昔、日本領だった頃の名残ですね。その時代に日本から米と野菜を持ち込んで農業や漁業を伝え、その料理法も伝えられたので今もパラオの人々の食文化に根付いているそうです。
さて、食文化を大切にすることで有名な国はフランスですね。
フランスの人々は料理を文化として誇り、大切に守り伝えてきたそうですが、流通のグローバル化により食べ方や料理への関心が崩れつつあるそうです。日本でも同じような問題が起こっていますから、先進諸国に多く見られる現象なのですね。
食文化は国の風土の根ざしているものです。そして、食べることは自分の体調を整えることです。私たちは本能的に自分の身体の声を聞いて体が欲しがる食べ物を選択する能力を持っています。けれども、現代を生きる私たちはグローバル化した世界で、自分が今何を必要としているのかわからなくなっているみたいです。
今こそ、子供たちに食べてもらいたいものはシンプルでベーシックなものです。何故なら味覚は記憶と深いかかわりを持っているといわれます。その上子供の味覚はとても繊細です。例えば子供は季節のジャムを作った経験があるとそのジャムの味や香りは記憶として生涯の宝となります。
シンプルでベーシックなものが美味しいとわかると、「自分に必要な物を食べているかどうか」といったことに気づくようになります。
このような能力は子供の頃に、旬の物を食べたり、自然に触れたりという経験によって育むことができるように思います。
パラオ共和国のお正月にお汁粉を食べる習慣が根付いたように、子供たちの教育の基本となるものとして「食育」が根付くようになればいいなぁ~と食欲の秋を前にして感じました。

投稿者 yoshikei : 2009年09月18日 14:25

 

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