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2008年05月19日

『スポーツ食育について』

新緑の季節になりました。1年で今が一番素敵な季節ですね。
窓から入ってくる心地よい風は確実に季節の変化を運んできてくれます。
たとえガソリンが高騰しても、世の中がどのように変化しようとも自然は変わらない・・・と思っていましたが、最近のアジアの災害を見ると地球全体がどうしてしまったのだろう???と不安になります。

毎朝、ニュースを見るたびに増えていく中国の四川地震の被害やミャンマーのハリケーンの被害、たくさんの被災者・死傷者の姿・・・我が子の遺体の前から離れようとしない母親の姿など、胸が張り裂けそうになります。
このような時は、浮き足立つことなく私たちにできることを真摯に実行していくことが大切なのだと思います。
最近読んだ話題の本で水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」の中にも、まずは「募金をしよう」という課題がありました。
まずは、自分の身近なことで、できることから実行すると幸せの種まきができるということなのでしょう。
大切なことは、心で思うことではなく思ったことを実行していくことなのです。
天変地異が起こり、物価が高騰し先行きがとても不安なこの時代に、まずは身近にできることを実行していくことが大切と伝えてくれる本がベストセラーになるのは世相の反映ではないかと思います。

さて、前回お伝えしたように今回は「スポーツ食育」についてお伝えしたいと思います。
「スポーツ食育」という言葉を始めて知った方もいらっしゃるかもしれませんね。
食育は「知育」「体育」「徳育」の基盤となるものである・・という考えに基づいて、現在の食育推進活動が行われているのですが、今の日本の社会問題として、偏った栄養摂取や食生活の乱れがあげられます。
そのような環境の中で、成長期にある子供にとっては「食育活動」が果たす役割はとても大きいと思うのです。しかし、食育活動が単なるブームで終わってしまったり、単発のイベントであったりすると残念ながら子どもにとっての食育効果はあまり期待できないです。何故なら、「食育」は日常生活に密着しているものであり、継続的に繰り返し行われることによって効果が期待できるからです。
そこで、「食育」と「体育」を分離した形で行うのではなく、両者を相互に結びつけた形で「スポーツ食育」という分野が注目されています。
「体育」を考えてみましょう。元々、子供たちにとってのスポーツとは何だったのでしょう?
元々は仲間と身体を動かして遊ぶことを楽しみ、楽しく遊ぶ為にルールを作り、それが競技性のスポーツという形をとったものですね。
だから、昔のように外遊びをしっかりできた時代の子供はルールを重んじることができたり、社会性が培われたのですね。しかし現在はどうでしょう?子供は仲間と思う存分、外遊びができる環境つくりがありません。そこで、スポーツが子供の日々の生活に組み込まれることで、仲間作りや社会のルールを学ぶ機会が得られるなど、好ましい環境が整うと言えますね。
同じように「食育」もただ知識として食べ方を教えたりするのでなく、生活の中で行われているスポーツと結びつけたものになるとより現実化し実行しやすいものとなるという考え方が「スポーツ食育」の考えです。
もう少し具体的に言うと、「生活習慣病予防のための食育」といっても漠然としすぎていて実感が伴いませんね。しかし、スポーツをしている子供の保護者に「良好なコンディション維持」や「スポーツ力向上」の為の食育を考えましょう!とお話しすると、食事の大切さをよく理解していただけるということなのです。
大切なことは、理解することではなく、どのように実行するかということなのです。これは、『夢をかなえるゾウ』と一緒ですね。
机上で学ぶことの多い栄養指導や食育は「楽しいから続けたい」「もっと学びたい」と思われるケースは少ないみたいです。例えば、その場では理解したような気分になりますが、すぐに忘れてしまうことが多いようです。
その点、「スポーツ食育」のように「食と運動」を同時に結びつけ、体験したことは忘れにくいものになります。そのような実践型のスポーツ食育をどんどん推進していきたいところですが、現在は効果的なスポーツ食育のプログラムを確立しようとする作業をしている段階とのことです。
しかし、今すぐにでも私たちにできること・・・小さいことからでも始めていくことが実践型の食育につながると思います。身近なところから実践型食育を推進していきましょう。

次回は、スポーツをする子供の体力と食事の関係をお伝えしょうと思います。

投稿者 yoshikei : 2008年05月19日 12:54

 

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