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2007年11月18日
『平成の母親像を探して・・・』
今年もあと1ヶ月半となりました。
来月はクリスマスや忘年会、仕事納め・・大掃除と忙しいシーズンがやってきます。ゆっくりできるのは今のうちだけかも??なんて思います。
さて、2回続けて食の安全性に関しての内容でしたが、今回からまた基本に戻り「食育について」です。
最近、子供のころの話をする機会が増えました。
私が子供のころのおやつは「冷蔵庫に冷やしてあるトマト」だったわ!というと、へぇ~っ・かわいそう!という顔を若い方にされました。
でも、よく冷えたトマトをかじると太陽の香りがしました。トマトの甘みも感じることができました。塩を振るとより甘さが増すことも知りました。
旬の食材について、私はおやつでおぼえたように思います。
先日、東京へ行き山手線の駅で電車を待っていると隣に中学生くらいの男子生徒が二人立って塾の話を始めました。ふと見ると二人ともファーストフードの包み紙を広げ、片手に飲み物コップを持ち食べながら立ち話をしているのです。「あらあら」と思う間もなく電車が入ってきて、さほど混んでない電車内で二人は立ったまま食べ続けていました。これは別に珍しい光景ではないのでしょう。何故なら誰も彼ら二人に注意を払わないのです。
私の住んでいる街ではきっとこのような光景を目にすると、あからさまには見つめなくてもチラチラと視線を送り「おやまあ!」という顔をする人はいるのです。日本の中心の東京では、食がおざなりになっているように感じました。
ご飯を残すと「米一粒にはお百姓さんの苦労が88手間分、詰まっている」と怒られました。でも今はコンビニで夜中に捨てられるおにぎりのニュースを家族で見ています。
今の時代、廃棄されている沢山の食べ物のニュースと一緒に、お百姓さんの1年分の苦労を伝えることが「食育」の実際なのです。
一方、「食育」という言葉の裏にいつも『朝ごはんを作らない母親』『ファーストフード店でたむろしている母親』『お惣菜を買ってきて食卓に並べるだけの母親』・・等など母親が変わったから、食育が必要という言葉がついてまわることに頭を傾けてしまします。
もちろん、新聞紙上を賑わせているような育児放棄をしている母親も中に入るでしょうが、私が知っている限り心から真剣に子供と向き合い育児を行っている母親のほうが多いのです。
私は若いお母さん達の集まりに行くときは「21世紀の子育ては誰も経験したことのない時代の子育てだから一緒に頑張って楽しく行いましょう」とお話をさせていただきます。
何故なら、20世紀の子育て経験者または、20世紀に育てられた私たちは冒頭で書いたようにおやつはトマトの時代=「無いから我慢しなさいといわれた時代」なのです。今のようにちょっと出れば何でもある時代ではないのです。「無いから我慢」は出来るのですが「あるけれど我慢」はとても難しいのです。
例えば子供がアイスクリームが食べたいと駄々をこねても、昔は頻繁に無かったので「今度、お店に行ったときにね」で済ましておけました。今はちょっと歩けばどこででもアイスクリームを買うことはできます。たとえ夜遅くても売っているお店はあります。このような状況で子育てをするのは、初めての経験なのです。
おにぎりを捨てている一方、お米の大切さを教える必要があり、いつでもどこでも何でも手に入る時代に、我慢を教える必要がある子育て中の母親に炊きたての白いご飯に味噌汁の朝食を準備し家族のために食事を作ってきた「昭和の母親像」を求めることはできないのだと思うのです。
母親像は時代によって変化してもいいものだと思うのです。
私が思う「平成の母親像」はいつも家族のために美味しい食事を作るだけではなく、家族が自分で自立できるように導くことができる母親ではないかと思っています。
先日調理器具の専門の方から衝撃的な話を聞きました。
最近の子供は、台所に入ってもコンロの周りには近寄ってはいけないと怒られるから調理をするときに「子供は火をつけてはいけないんだよ」と言ってガスコンロから逃げるのだそうです。
子供のときに「火」から遠ざけてしまうと、いつ「火」をコントロールできる人間になるのでしょう。
危険から子供を遠ざけるのではなく、子供に理解させることが必要になってくるのですね。
「食べることは楽しい」→「作ることはもっと楽しい」→「誰かに喜んで食べてもらうことはすごく楽しい」と順番に理解してもらうように一緒に頑張りましょう!
投稿者 yoshikei : 10:51
2007年11月03日
『食品の表示って・・・!(その2)』
前回も食品の安全について書きました。
きっと半月後には、騒動が落ち着いているだろうと思っていましたが・・・・。次から次へと表示の偽りや改ざんなど食品を扱っている人たちのモラルが落ちていると感じます。
でも、何も信じられない・・と悲観するのは早すぎます。
私たちの周りには、まじめにお米や野菜を作っている農家の方々や自然と共存する漁法を行っている漁師の方、その他にも食品を製造している方々の中にもすばらしい商品を作り出している方々が沢山いらっしゃることを忘れないでおきましょう。
マスコミは糾弾することを大切に報道しますから、地道な活動や安心安全重視の製造者たちにスポットが当てられることが少ないのでしょう。
私たち消費者が声を大にしてすばらしい方々を紹介しなくては、食の崩壊ばかりが取り上げられるのでは、子供たちに食べることの大切さを伝えることができなくなります。
今日は、偽造表示や賞味期限の改ざんが相次ぎ、食品の安全性に対する信頼が崩壊する前に、安心な食品を選ぶために私たちができる表示を読み取る知識をQ&Aでお伝えしたいと思います。
質問1:「微糖」「減塩」の砂糖、塩の量はどのくらいですか?
答え1:『微糖』や『低糖』と表示する場合は100ml中、糖類2.5g以下の場合です。
『無糖』や『シュガーレス』と表示している場合は100ml中、糖類0.5g未満を言います。
たまに『砂糖不使用』と表示しているのに、甘いものがありますね。確かにお砂糖は使用していないのですが、甘味料として砂糖以外の果糖やブドウ糖が使われていることもあります。栄養成分表示を確認しましょう。
『減塩』の場合は食品100g当たりのNa量が120mg以下(食塩換算すると食塩として0.3g以下の場合です。
醤油の場合は100g当たり16gの食塩分のものと比べて80%以下だと『うす塩』『低塩』さらに9g以下まで食塩を減らして許可を得たものは『減塩しょうゆ』と表示することができます。
質問2:遺伝子組み換え食品の区別法は?
答え2:国内で安全性が確認されている遺伝子組み換え食品は大豆、ジャガイモ、ナタネ、トウモロコシなど7作物79品種あります。
その内、表示義務があるものはこれらを原材料とする豆腐、納豆、みそ、スナック菓子など32食品群です。
現在、『遺伝子組み換え』の表示はあまり見かけません。何故なら消費者の理解が得られていないため、実際の食品に使用されているものは少ないのです。(ただし、原材料に含まれる割合が5%未満のものや菜種油やシリアル、醤油は検出できない為対象からはずされています)でも、私たちの意識で使用されるのを防ぐことは可能だということですね!
質問3:『カロリーひかえめ』の意味は?
答え3:『カロリーゼロ』とは、エネルギー量が5kcal未満のものをいいます。
最近、『カロリーひかえめ』『低カロリー』『ライト』といった表示のものを見かけますね。飲料100mlの場合、エネルギー量が20kcal以下に抑えられているものはこのような表示ができます。
また、5kcal未満だと『ノンカロリー』や『カロリーゼロ』と表示でき、栄養成分も0kcalと書くことが許されています。
質問4:食品添加物、保存料不使用の表示をよく見かけますが、注意点はありますか。
答え4:安全性を強調したいあまりに、缶詰など必要がない食品まで「着色料、保存料不使用」と表示したものが出回っています。また「合成保存料不使用」と表示しながら、グリシンという日持ち向上作用があるアミノ酸やPH調整剤を使っている例もあるようです。
傷みやすい食品なのに保存料不使用と表示があれば、開封後はなるべく早く使い切る(食べてしまう)ことが大切!例え保存料に代わるものが使われていても保存料ほど効果はないので注意が必要ですね。
昨日、知り合いからある漫画を紹介してもらいました。
昔からグルメ漫画で有名な『美味しんぼ』です。
そのグルメ漫画が食品添加物について、話題にしているのです。
その中の言葉が印象的だったので最後に引用します。
『添加物を使った食品は「安い」「便利」「日持ちがする」「見た目がきれい」「味が濃い」という5つの利点を持ちます。そして、それが統計的に消費者の食品購買動機の上位にいつも入っているのです』=『消費者の要求を添加物が全部満足させてくれるのです』=『消費者は添加物が大好きなのです』
「本物の味を大切にしましょう」といつもお話してきました。
今回の食の表示の問題など・・一連の事件を見ていて私たちも反省することが沢山あるのでは??と思いました。
これからも「本物の味を・・」といい続けていきたいと思います。そのために今、しなければならないことがあることに気づきました。
これからも、心や身体を健やかにするための「食」について考え、メッセージを発信していきたいと思います。
投稿者 yoshikei : 12:44
