« 2007年08月 | メイン | 2007年10月 »
2007年09月29日
『元気に食欲の秋を迎えるために!』
暑さ寒さも彼岸まで・・・と言われていましたが、今年のお彼岸は暑かったですね。でも、お月見をする夜はちょっぴり涼しく感じます。
確実に秋はそこまでやってきていますね。
元気に食欲の秋を迎えるために、家族で食卓を楽しいものにしましょう!
☆さて、問題です!☆
1日3回食事を食べますね。
1年は365日で1095回食事を食べることになります。
現在、1年間で家族一緒に食卓を囲む回数は約何回でしょう?
(ヒント:30年ほど前は約750回でした。)
★答え:300回程度といわれています★
両親ともに仕事で忙しく、子どもたちは塾や習い事で忙しく、みんなそれぞれ別々に忙しくなった現在、家族がバラバラの食事になってしまいました。
家族一緒に同じものを食べることが食育につながります。
食卓は子供の健やかな成長を育むために重要な場所ですが、それだけでなく人格形成のための大切な場所なのですね。
我が家には、犬がいます。とてもかわいく賢い犬なのですが、例えば私たちと同じものを食べていても、同じような食べ方はしません。(当たり前です)
でも、人間はどうでしょう?以前、東南アジアで狼に育てられた女の子が発見されてという記事を読んだことがあります。その女の子は狼と同じように肉を食べるとき、手を使わないで口で噛みきっていました。
私たちは人間に生まれたからといって、食べ物を手で持って食べることはできないのです。誰かが心を込めて教えてあげないとできないのです。まして、食事のマナーなどは一緒に食べる人に不愉快な思いをさせないためのルールなので、社会で大切なことは教えてあげないと身につきません。
その大切なことを体験させる場所である家族揃っての食卓を囲む回数が激減しています。
ファミリーの語源は「共に食べる人たち」という意味だそうです。
血のつながりがなくても、社会で食のファミリーを作ることはできるかもしれませんね。
最近、子供と一緒の料理教室が大盛況です。
そこで、家庭でも子供を台所に立たせて、食事作りを教えたいと思っているお母さんが増えてきています。
子供の料理参加のポイントは
①子供を信じて任せてみること。
②子供が達成感を味わうこと。 です。
子供を信じて、包丁を持たせ、最初から最後まで任せてみることが大切です。よくあるお手伝いは、皮をむく部分のお手伝いや何かを混ぜるだけのお手伝い・・・、メインはお母さんのお仕事・・・、これでは子供は面白くありませんし、達成感も味わうことができません。体験は知る喜びの原点になります。食材に慣れることで好き嫌い克服や「もったいない」という気持ちが出てくると料理研究家の坂本廣子先生は言われています。
東京のある幼稚園では、子供の料理教室を開催しています。園長先生は「料理教室を始めて子供たちに自信がつき、行動が変わっていた」とお話されています。お母さんは「家でも子供は『手伝う』と言って台所に入ってくるようになった」といわれています。料理教室で料理作りを体験した園児たちは、一緒に体験することで共感力を育てることにつながり、好き嫌いが減ってきます。
最後に、お母さんの口癖「早く!」は禁句です。
「早くしなさい」「ほら見てごらん」「やっぱりだめでしょ」は、言ってはいけない3大用語だそうです。「上手に切れたね」などできたことをほめて自信をつけさせることがとても大切です。調理前の食材はできる限り、丸ごと見せて子供と一緒に「発見」をするのもいいですね。
食欲の秋が始まろうとしています。
子供が作った食事で楽しく食卓を囲むなんていかがでしょう。
投稿者 yoshikei : 23:26
2007年09月21日
『6つの「コ食」』
朝夕、涼しくなり過ごしやすくなってきました。
庭では秋の虫たちが演奏会を始めています。でも日中の暑さはどうしたことでしょう!9月中旬なのに未だに真夏日の気温です。この暑さはいつまで続くのでしょう?
でも、子供たちは元気です。まだまだ暑い日が続きそうなので水分補給に気をつけないといけないですね。
友人のAさんは昨日、小学校に通う子供に水筒を持たせるのを忘れてしまったそうです。学校から帰ってきた子供が一言「学校で倒れるかと思った!!」と・・・。皆さま気をつけましょうね。
さて、今回は食生活で問題になっている「コ食」を考えてみたいと思います。
「孤食」・・家族の食事時間がバラバラなので一人で食べることを言います。
「個食」・・家族が一緒に食べるのですが、お父さんは味噌汁とご飯、お母さんと子供はトーストとサラダというように、家族の食べるものがバラバラの状態。別名「ファミリーレストラン状態」と言います。
「固食」・・同じものしか食べない状態を言います。その他に、硬いものを食べなくなった状況を言う場合もあります。
「粉食」・・うどんや麺類、お好み焼き、パンなど粉ものばかりを食べることを言います。
「小食」・・食べる量が少ないことを言う場合とプチサイズの小袋を与えられることが多いので、子供の習慣として人と分け合って食べることができなくなった状態を言います。
「濃食」・・調理済み食品など味の濃いものばかりを食べて味覚が鈍になってしまうことを言います。
以上が今問題になっている6つの「コ食」と特徴を挙げてみました。
いかがでしょう?
我が家は大丈夫と思うことや「え~っつ」と思うことなどありましたか?
子供の場合、一人で食べたり食卓で会話がなかったりすると社会性や食事のマナーが身につかないなどという問題や好き嫌いが増えたり、いつも好きなものばかり食べている身勝手でわがままな子供になってしまう危険性も指摘されています。まずは「コ食」を基本に考えてみたいですね。
さて、話は変わってちょっと前(7月21日)の日経新聞に面白い記事が載っていたので雑学程度にお知らせいたします。
ところ変われば・・・ということです。
東京と大阪では、うどん・そばの「きつね」と「たぬき」の中身が違っているそうです。驚いたことに京都は東京や大阪とまったく別物の「きつね」と「たぬき」が存在するのだそうです。
大阪・船場の松葉家で「きつねうどん」を出したのは明治26年。初代の宇佐美要太郎さんがうどんを甘く煮た油揚げと魚のすり身のてんぷらを別に添えてだしたのが始まりで、いつの間にか客が油揚げをうどんにのせて食べるようになったのだそうです。「きつね」の名前の由来は想像のとおり、狐が油揚げを好むからでしょうね。
そこで、「きつね」はうどんにのせるものとして生まれました。そば好きの人は油揚げをおそばにのせたくなります。「うどん」から「そば」に化けたものを大阪では「たぬき」というのだそうです。でも大阪・船場の松葉家が「たぬき」を作ったかどうかは、わからないそうです。
一方、東京の「たぬき」はうどんの上に「天かす《揚げ玉》」をのせたものです。同じものは大阪では「はいからうどん」と呼ばれています。
なんだかこんがらがってきますが、まとめると
① 大阪の「たぬき」は油揚げがのったそば。東京の「きつねそば」のこと
②天かすは東京で「たぬき」、大阪で「はいから」--このこと
さて、京都のきつねうどんはどのようなものかというと・・・
味のついていない油揚げを刻んでうどんの上にのせたものを指します。
大阪のきつねうどんのような甘く煮込んだ油揚げをのせたものは「甘きつね」と呼ばれているそうです。
京都のたぬきはどのようなものかというと・・・
油揚げと九条ネギの『あんかけ』だそうです。
食育を考える場合、食文化や食の歴史を抜きには語れないと思いました。
最後に、東京の蕎麦屋さんに「むじな」というメニューがあるそうです。
油揚げと天かすの両方がのっているメニューで「きつね」でも「たぬき」でもないから「むじな」だそうです。
日本って面白いですね。
投稿者 yoshikei : 15:54
2007年09月03日
『食生活の変動』
いつまでも暑い!と思っていても、はや9月。
暦の上では季節は変わってきています。夏休みを終えた子供たちが学校へと戻りましたね。
最近読んだ新聞記事によると、社会人はいつ夏休みを取るのだろう?と、オリコンが20歳以上の社会人を対象に調査したところ、『あえて9月に!』が常識になっているようです。
『なるほど』、『やっぱり!』という声が聞こえてきそうですね。
理由の上位は「空いているから」、「価格が安くなるから」らしいですが、9月は夏休みというより、秋ですよね。日中いくら暑くても、もう海は冷たいです。
子供と一緒の生活をしていると、いくら混んでいても、いくら高くても、8月に夏休みの思い出を作るのです。(だって子供が絵日記を書けないですもの・・・)とにかく、多くの人が「お盆の混雑を避けたい」と思っているのに、今年のお盆の8月11日に成田空港を出国した人数は5万3000人!高速道路では東北自動車道で64.5kmの渋滞があったのですって!
松山に住んでいると、ビックリするような数字ですが今年お盆に海外に行った人や64.5kmの渋滞を経験した人たちは夏休みが分散したらいいのに!と思ったでしょうね。
さて、渋滞の時って車内で何を食べるのでしょう?
今の時代は食べたいものをいつでも、どこでも手軽に食べられる・・というとても便利な社会になってきました。それに慣れている子供は渋滞の車内で何時間もどのように過ごしたのでしょうか?心配になりますね。
「亡食」という言葉をご存知ですか?
「好きなときに好きなものを食べればいいじゃない!」という偏った食べ方をして、身体だけでなく精神的にも影響が出るような食事のことをいいます。今の時代の豊かさや便利さの裏で深刻な食の問題が浮かび上がってきています。多くの人が「食」の大切さを忘れて食べ物や食べ方を大切にしなくなったことが大きな問題ですね。
この間、ある食品会社で東京都内の2000人の小学生にアンケートをとりました。「今一番食べたいものは何?学校給食に出してもらいたいメニューは何?5つ書いてください。」という内容です。
小学4,5,6年生の回答で多いものは1番から3番の順に・ ・ ・ステーキ・焼き肉・ハンバーガー
女子は・ ・ ・ピザパイ・スパゲティ・マカロニ です。
6番目に日本食が入りました。何だと思いますか?
なんと ・ ・ 「回転寿司」 です。
子供の世界だけでなく、日本人が日本食を忘れてしまったのでしょうか?この40年の間に日本の食生活は大きく変化しました。このボタンの掛け違いのような状況から子供たちを守りたいと思います。そのような思いで今月から「食の問題点」や「食糧問題」などを考えていきたいと思います。
でも、大切なことはできるところから少しずつでもやっていく!ということですね。食べることは生きる基本です。その生き方が本当に充実したものかどうかを左右するのは子供の時からの「食育」だと思います。
小さいことからでも着実にコツコツと行っていくと大きなうねりになります。子供の将来を決める「食」を大切に思う気持ちを一緒に育てたいですね。
投稿者 yoshikei : 09:01
